倭と東アジアの交流史―弥生時代編| 横浜教室 | 朝日カルチャーセンター
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考古学からみた 倭と東アジアの交流史―弥生時代編

講師名 専修大学教授 高久 健二
講座内容
韓国・慶尚南道昌原市 徳川里支石墓
日本列島の弥生時代は稲作農耕文化の定着や金属器の出現などに特徴づけられ、社会構造が大きく変化していく時代です。弥生時代に現れた新たな文化要素の多くは東アジアとの対外交流を通じてもたらされたものです。とくに隣接する朝鮮半島とは活発な相互交流がおこなわれており、中国大陸との交流も始まります。
 この講座では韓国・朝鮮・中国など東アジアの古代文化を概説するとともに、弥生時代における日本列島の倭と東アジアとの交流について考えてみようと思います。
(講師・記)

<今期のテーマ>

4月
日本列島における稲作農耕社会の成立と東アジア-弥生時代早期~前期の対外交流-
日本列島の稲作農耕開始期に現れる文化要素の内容と系譜について述べ、弥生時代早期~前期の対外交流について考えます。

5月
朝鮮半島における初期鉄器時代の文化-細形銅剣文化の成立と鉄器の出現-
朝鮮半島における細形銅剣文化の成立・展開過程と、中国戦国時代燕の鉄器文化の流入について論じます。

6月
日本列島における青銅器の出現と普及-弥生時代前期末~中期中葉の対外交流-
北部九州における青銅器の出現・普及過程と系譜について述べ、弥生時代前期末~中期前半の対外交流とクニの出現について論じます。


※※すべてのテーマ予定※※
~今期は第3、4、5回を取り上げます~

第1回
東アジアの青銅器時代の文化-農耕社会の成立と青銅器の出現-
朝鮮半島における農耕社会の成立過程と、中国東北部から朝鮮半島に広がる東アジアの青銅器文化の出現過程について論じます。

第2回
東アジアの支石墓文化-青銅器時代の墓制-
中国大陸の東北部や朝鮮半島の青銅器時代に多数造営された支石墓を取り上げて、墳墓の出現過程と階層化社会の進展過程について論じます。

第3回
日本列島における稲作農耕社会の成立と東アジア-弥生時代早期~前期の対外交流-
日本列島の稲作農耕開始期に現れる文化要素の内容と系譜について述べ、弥生時代早期~前期の対外交流について考えます。

第4回
朝鮮半島における初期鉄器時代の文化-細形銅剣文化の成立と鉄器の出現-
朝鮮半島における細形銅剣文化の成立・展開過程と、中国戦国時代燕の鉄器文化の流入について論じます。

第5回
日本列島における青銅器の出現と普及-弥生時代前期末~中期中葉の対外交流-
北部九州における青銅器の出現・普及過程と系譜について述べ、弥生時代前期末~中期前半の対外交流とクニの出現について論じます。

第6回
秦漢時代の古墳文化-秦始皇帝陵と漢代墓葬-
秦始皇帝陵をはじめとした秦代の墳墓と、前漢皇帝陵などの漢代の墳墓を取り上げて、中国大陸で頂点に達した厚葬墓文化について概説します。

第7回
朝鮮半島における漢四郡の設置と楽浪郡の土城-前漢武帝の東方進出と漢文化の流入-
前漢武帝による楽浪・真番・臨屯・玄菟郡の設置について整理するとともに、楽浪土城跡など郡治・県治として使用された土城の様相について論じます。

第8回
楽浪郡の前半期の墓制-木槨墓文化-
楽浪郡の前半期の墓制である木槨墓を資料として、楽浪郡の発展期~最盛期(紀元前1世紀~紀元後1世紀)の様相について論じます。

第9回
朝鮮半島南部における三韓の成立と対外交流-古墳群の形成と楽浪郡との交流-
朝鮮半島南部地域の三韓における古墳文化を取り上げて、紀元前2世紀後葉~紀元後1世紀における三韓と楽浪郡との対外交渉について考えます。

第10回
日本列島における漢式文物の受容と鉄器の普及-金印の時代の対外交流-
弥生時代中期後葉~後期前半における東アジアとの交流関係を概説し、日本列島における中国文物の流入と鉄器の普及について考えます。

第11回
楽浪郡後半期~滅亡後の墓制-木槨墓から塼室墓・石室墓へ-
楽浪郡の後半期(2~3世紀)、および滅亡以後(4世紀)の様相について、木槨墓、塼室墓、横穴式石室墓などの古墳資料を中心に論じます。

第12回
帯方郡の土城と古墳-黄海道地域の遺跡-
3世紀初頭に楽浪郡の南側を分けて設置された帯方郡の様相、および帯方郡滅亡以後の様相について、土城と古墳を中心に論じます。

第13回
朝鮮半島南部における三韓の成長と対外交流-三韓後期の墓制と対外交流-
2世紀後半~3世紀前半における三韓の各地域における首長層の様相と、郡県との対外交流について論じます。

第14回
日本列島における古墳時代成立前夜の対外交流-邪馬台国時代の対外交流-
弥生時代後期後半~古墳時代初頭における倭と楽浪・帯方郡、三韓との交流関係を整理し、古墳文化成立前夜における日本列島の様相について考えます。
日時・期間 土曜 15:30-17:15 04/22~06/24 3回
日程 2017年 4/22
受講料(税込み)
4月~6月(3回)
会員 8,748円
教材費
設備維持費
注意事項 ☆毎月1回、基本は第4土曜日で進めてまいります。
☆2017年2月開講。途中受講も歓迎です。
ご案内 必要なレジュメは当日教室にて配布します。
講師紹介 高久 健二 (タカク ケンジ)
1967年生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授を経て、現在、専修大学文学部教授。専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。著書:『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)

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