現代詩を書く | 通信講座 | 朝日カルチャーセンター
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現代詩を書く New

講師名 詩人
野村 喜和夫
講座内容
詩人 野村喜和夫

<講師のことば>
詩を書くよろこび。なぜなら詩は、人間を人間たらしめるところの言葉という根源に、もっともダイレクトに、またもっとも深くかかわっているからです。ところが、詩、とくに現代詩には、これといった決まりや書き方がありません。自由に書く。書きたいことを書きたいように書く。これが現代詩のルールのすべてですが、それだけに、かえって途方に暮れてしまう方もいるかもしれません。実は現代詩といえども、いくつかの書き方の要諦やスキルというものがあります。 本講座では、みなさんから寄せられた作品に私がコメントを付すというかたちで、それらをお伝えできればと思っています。こうすればもっとよくなるという点まで指摘できるかもしれません。みなさんも、最終的には一冊の詩集にまとめるぐらいの意欲をもって取り組んで下さい。(講師記)

お申し込み

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講師紹介 野村 喜和夫(のむら・きわお)
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。詩人。現代詩の最先端を走りつづけ、批評、小説、翻訳、比較詩学研究なども手がける。
詩集『特性のない陽のもとに』(思潮社)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーショ ン』(書肆山田)で第21回現代詩花椿賞、評論『移動と律動と眩暈と』(書肆山田)および『萩原朔太郎』(中央公論新社)で第3回鮎川信夫賞、『ヌードな日』(思潮社)および『難解な自転車』(書肆山田)で第50回藤村記念歴程賞を受賞、また、英訳選詩集『Spectacle & Pigsty』(Omnidawn)で2012 Best Translated Book Award in Poetry (USA)を受賞。
ほかに、詩集『反復彷徨』(思潮社)、長篇詩作品『街の衣のいちまい下の虹は蛇だ』(河出書房新社)、評論『ランボー・横断する詩学』(未来社)、『現代詩作マニュアル』(思潮社)、『ランボー『地獄の季節』詩人になりたいあなたへ』(みすず書房)、『オルフェウス的主題』(水声社)など。近著に詩集『デジャヴュ街道』(思潮社)、詩論集『哲学の骨、詩の肉』(思潮社)。
受講開始月 10月から毎月開講
受講期間 6カ月
新規受講料(税込) 22,210円
入会不要
添削回数 6回
延長期間 受講期間終了後から6ヵ月間
※延長期間とは、受講期間終了後も作品提出のできる猶予期間です。
提出と返却 ●提出
毎月1回、40行以内の作品を提出。合計して40行以内であれば、短い作品を数点でも結構です。
【提出締切日】・・・毎月月末
●返却
提出締切日の約3週間~1ヵ月後になります。
※講師の都合により、返却日は前後します。
教材 ①受講の手引 
②専用原稿用紙 
③提出用封筒
④プリントテキスト
その他のご案内 ●提出
毎月1回、40行以内の作品を提出してください。
●その他
原則、毎月1回のペースでご提出いただきますが、提出が遅れている場合などは、一度に2回分(2ヵ月分)までご提出いただけます。
また、提出延長期間(上記)もありますので、余裕を持ってご受講いただけます。
講師作品/添削例 野村 喜和夫講師の作品

(そしてぼくはきみを抱いて)

そしてぼくはきみを抱いて ひと夏が締めくくられた
恵みの夜の郊外から また始まる都市の日常へと
車で帰路を急いでいたら 丘の向こうで
花火の打ち上がるのがみえた

もしきみが助手席にいたら 歓声をあげただろう
ぼくはハンドルをにぎっていたので 愛する大地
愛する大地 そこから届けられる火の花束を
視野の片隅に認めていただけ

でも十分だった 今年の花火の向こうに
去年の花火がみえ そのまた向こうに
おととしの花火がみえていた

のにちがいなく 空の奥で
いくつもの夏の終わりが連なって
夜の喉のようにすぼまり それが永遠

(野村喜和夫 詩集『ニューインスピレーション』所収)
受講者作品集 本講座には作品集はありません。