英文翻訳の入門

自然な日本語表現を目指す

  • 村野 由加子講師
  • 村野 由加子(翻訳家)
講師詳細
英文の翻訳というと、授業でやる英文和訳に多少、文章のアヤをつけたようなものというのが、常識的な理解ではないでしょうか。しかし英文和訳と翻訳では、本質も目的も方法も根本的に違います。

英文和訳では、原文の文法的な形式はできるだけそのまま残し、単語についても一語一語、可能な限り対応させるのが鉄則です。ところが翻訳では、いったん原文の形式は解体し、文章化される前、著者の心の中にあったはずの元の想念にまで遡って、今度はそれを、日本語の発想法に従って改めて文章化するという、再創造の作業です。
こういう観点から、本講座ではまず、短い文章を素材に、基本的な構文レヴェルの転換を中心に練習し、その上で、個々の単語・表現の問題に進むことにしたいと考えています。結局このことは、英語の発想法から日本語の発想へと、表現の根本的なパターンの違い、さらには認知のスキームの相違を乗り越えるという、比較文化論的な課題を、翻訳という具体的作業を通じて実践することにもなるでしょう。

<学習のステップ>
① テキストで勉強
まずは、その月の課題部分をテキストで、各自、学習します。テキストは、例えば、「of+名詞」のように、文法項目ごとに、セクション分けされています。課題問題に該当するセクションを学習してください。ひと月に学習する量は2~3セクション程度。各自のペースでしっかりと基礎力を身につけてください。
② 課題問題を提出
テキストで学習したら、いよいよ課題問題に取り組みます。3~4行の短い英文を5~6題、日本語の発想法に従った自然な日本文に翻訳します。Q&A欄では、文法や和訳のことなど、英語に関することを質問してください。基礎的なことでも構いません。問題の提出締切は月末です。
③ 添削物の到着
添削物は、提出締切日のおよそ1カ月後にお手元に届きます。監修の故安西氏執筆による訳例、解説とともに、村野講師の赤字やコメントを読んで、しっかり復習してください。

●カリキュラムについて=本講座は前期と後期(各6カ月)合わせて、1年間で修了するカリキュラムとなっています。

お申し込みから数日中に「ご予約承り書」と「払込用紙」をお送りします。所定のコンビニエンスストアでお払い込みください。

お申し込み
受講開始月毎月開講 受講期間6カ月
添削回数6回 延長期間受講期間終了後から6カ月間は未提出分の添削を受け付けます。
新規受講料(税込)22,200円(消費税10%込み)
入会不要
提出と返却●提出
【提出締切日】・・・毎月末
●返却
提出締切日の約1カ月後
※講師の都合により、返却日は前後します。
教材 ①受講の手引
②提出用紙
③提出用封筒
④テキスト 『翻訳英文法トレーニング・マニュアル』安西徹雄著
その他のご案内 ●毎月1回、指定の課題を翻訳して提出していただきます。
●その他
原則、毎月1回のペースで提出していただきますが、提出が遅れている場合などは、一度に2回分(2カ月分)まで提出できます。また、提出延長期間(上記)もありますので、余裕を持ってご受講いただけます。
●レベルについて
高校までに習う基本的な英文法を学習された方なら、どなたでもご受講いただけます。
講師作品/添削例
受講者作品集 本講座には作品集はありません。

講師詳細

村野 由加子(むらの ゆかこ)
ペンネーム 江田順子。1945年生。1968年上智大学文学部英文学科卒業。日本翻訳家養成センターにて翻訳技術を学ぶ。故・安西徹雄氏に師事。訳書に、G.C.メイヤーズ『企業の危機管理』(共訳 TBSブリタニカ)、J.M.バードウィック『仕事に燃えなくなったときどうするか』(TBSブリタニカ)ほか。

テキスト及び教材・課題執筆 安西 徹雄
安西氏は、上智大学教授としてイギリス文学の教鞭をとるかたわら、シェークスピア劇の演出家としても活躍した。著書に、『翻訳英文法』(バベル・プレス)、『仕事場のシェイクスピア』(ちくま学芸文庫)など、訳書に、サイデンステッカー『日本との50年戦争』(朝日新聞社)など多数。