講師名 |
成城大学教授 石鍋 真澄
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講座内容 |
ルーベンス(1577-1640)は17世紀バロック絵画を代表する画家として知られています。豊かな才能に恵まれたルーベンスは、若くしてイタリアで学び、バロック絵画の創始者となりました。国立西洋美術館で開催される「ルーベンス展-バロックの誕生」でも、ルーベンスとイタリアは重要なテーマとなっています。本講座では、ルーベンスとイタリア、そしてバロック美術の誕生とその特質を考察します。展覧会の見どころについてもお話ししたいと思います。(講師記)
写真1: ペーテル・パウル・ルーベンス《パエトンの墜落》 1604/05年 油彩/カンヴァス 98.4×131.2cm ワシントン、ナショナル・ギャラリー Courtesy National Gallery of Art, Washington
写真2: ペーテル・パウル・ルーベンス《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》 1615-16年 油彩/板で裏打ちしたカンヴァス 37.3×26.9cm ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション ©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
写真3: ペーテル・パウル・ルーベンス《マルスとレア・シルウィア》 1616-17 年 油彩/カンヴァス ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション ©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna
☆展覧会概要☆
「ルーベンス展-バロックの誕生」 会期:2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日) 会場:国立西洋美術館 (東京・上野公園) 開館時間:9時30分〜17時30分 (金曜、土曜は20時まで。ただし11/17は17時30分まで) 休館日:月曜日(ただし12/24、1/14は開館)、12/28~1/1、1/15
※前売りチケットを受付にて発売中!
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日時・期間 |
水曜 15:30-17:00 10/24~10/24 1回
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日程 |
2018年 10/24
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受講料(税込み) |
- 10月~10月(1回)
- 会員 3,024円
- 一般 3,672円
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教材費 |
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設備維持費 |
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注意事項 |
受付にて、展覧会前売りチケットを販売しています。
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講師紹介 |
石鍋 真澄 (イシナベ マスミ) 1949年生。東北大学卒業。1975年から1979年までフィレンツェ大学に留学。1982年、1988年、2010年にローマとフィレンツェで計3年間研究に当たる。イタリア美術史専攻。文学博士。現在、成城大学文芸学部教授。主な著書に、「ベルニーニ バロック美術の巨星」「聖母の都市シエナ」(マルコ・ポーロ賞受賞)「サン・ピエトロが立つかぎり 私のローマ案内」「ありがとうジョット」「サン・ピエトロ大聖堂」(以上、吉川弘文館)「アッシジの聖堂壁画よ、よみがえれ」(小学館)「ピエロ・デッラ・フランチェスカ」(平凡社)「ルネサンス美術館」(小学館)「誰も知らないラファエッロ」(新潮社とんぼの本)、「フィレンツェの世紀 ルネサンス美術とパトロンの物語」(平凡社)、『カラヴァッジョ伝記集』(平凡社)などがある。そのほか共著、訳書、論文など多数。展覧会やテレビ番組の監修も数多く手がける。
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