スコラ哲学と現代 ルソーとスコラ哲学| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
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10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

【新設】スコラ哲学と現代 ルソーとスコラ哲学 nyx第4号発行記念

講師名 青山学院大学講師 飯田 賢穂
講座内容
西洋中世の哲学である「スコラ哲学」は、その名前は有名であるものの、その魅力的な内実は、いまだ充分に知られてはいません。2017年8月に刊行された思想誌史『nyx(ニュクス)』第四号の特集「開かれたスコラ哲学」は、各方面で大きな反響を呼び起こしています。この講座では、スコラ哲学とは何かという基本的なところから説き起こしつつ、私達にとって身近な近現代の思想とスコラ哲学との密接な結び付きに着目することによって、スコラ哲学を学ぶことの現代的意義について考察していきます。(山本芳久講師・記)

◆ルソーとスコラ哲学  3/31 土 10:30-12:00 青山学院大学講師 飯田賢穂
 ジャン=ジャック・ルソー(1712年〜1778年)は著書『社会契約論』の中で国民主権という考え方を理論的なかたちで掘り下げました。『社会契約論』はフランス革命の理論的支えともなり、今日に至るまで国民主権の問題を考える上で欠かすことのできない理論書であり続けています。ルソーはこの本の中で、国家の法とは「あることをせよ」、「あることをしてはならない」という国民全員が共通して持つ意志(一般意志)の宣言であると考えました。そしてルソーが法に関するこのような考えを持つことができたのは、近代に入ってこの時代特有の法理論がいくつも確立し、ルソーがそれらを熟知していたからです。国民主権を含むルソーの法理論はこのような法学的伝統の中で成立したのです。この伝統の出発点は、近代法学の祖とも評すべきフランシスコ・スアレス(1548年〜1617年)です。スアレスはスコラ哲学と呼ばれる中世から続く哲学的伝統の最後に登場した学者で、彼の大著『法律叙説』はその後の法学の歴史に大きな影響を与えました。この講座では、スアレス以降の近代法学の伝統の中にルソーを位置づけ、彼の法理論の特徴について考えます。(講師・記)


★★★次のラインナップで開講します。
――――2018年講座受付中です。―――—
【nyx第4号発刊記念・開かれたスコラ哲学】

◆スコラ哲学と現代 スコラ哲学とは何か 2018年2/17(土)10:30-12:00
  東京大学准教授 山本芳久
スコラ哲学を学ぶ現代的意義を考えます。西洋精神史において重要なトマス・アクィナス、アンセルムスらの著作からスコラ哲学の多様な魅力と本質を解説します。

◆スコラ哲学と現代 ドゥルーズ 2018年3/3(土)10:30-12:00
  慶応義塾大学教授 山内志朗
ジル・ドゥルーズはドゥンス・スコトゥスの哲学テーマを取り上げた。なぜ存在の一義性が個体化論に直結するのか、それぞれのテキストを比較しながら考えます。

◆スコラ哲学と現代 ドイツ観念論 2018年3/17(土)10:30-12:00
  東洋大学准教授 三重野清顕
ヘーゲルの思考を解きほぐしていくとスコラ哲学の問題意識と繋がりが見えてくる。彼らがスコラ哲学の遺産にどのように向き合い、継承したのかを考えます。

◆スコラ哲学と現代 ルソー  2018年3/31(土)10:30-12:00
  青山学院大学講師 飯田賢穂
中世から続く哲学的伝統の最後に登場した近代法学の祖、フランシスコ・スアレス。近代法学の伝統の中にルソーを位置づけ、その法理論の特徴を考えます。

                  受 講 料 各回 会員 3,024円  一般 3,672円(入会不要)
日時・期間 土曜 10:30-12:00 03/31~03/31 1回
日程 2018年 3/31
受講料(税込み)
3月~3月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円
教材費
設備維持費
注意事項
講師紹介 飯田 賢穂 (イイダ ヨシホ)
1984年生まれ。青山学院大学その他非常勤講師。ジャン=ジャック・ルソーの『社会契約論』の生成過程を手稿分析の手法を用いて研究している。主な論文に、La《Religion civile》chez Rousseau comme art de faire penser (Thèse de Doctorat en Littéraures française et francophone Université Grenoble Alpes 2015)などがある。

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