講師名 |
国立音楽大学講師 堀 朋平
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講座内容 |
シューベルトがオペラに情熱を傾けつづけたことは、この作曲家をめぐる一番の「意外」かもしれません。未完のものを入れて約20作、残された自筆譜の量でいえば全体の1/3にものぼるオペラへの意欲的な取り組みは、おそらく日常の会話レベルで熟成され、友人の思想から生まれたものでした。 東洋の物語、叶わぬ恋、人間の成熟……そうしたテーマがぎっしり詰まったのが、最後に完成された《フィエラブラス》(D796)です。友人J.クーペルヴィーザーの脚本、その背景、セリフ、そして音楽を考察しながら、渾身の大作を2種類のDVDをじっくり鑑賞しましょう。 注記)1回の講座で完結する予定ですが、もし積み残しがあった場合は、来年度にご期待ください。 (講師・記)
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日時・期間 |
金曜 15:30-17:00 03/08~03/08 1回
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日程 |
2019年 3/8
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受講料(税込み) |
- 3月~3月(1回)
- 会員 3,240円
- 一般 3,888円
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教材費 |
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設備維持費 |
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注意事項 |
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講師紹介 |
堀 朋平 (ホリ トモヘイ) 1979年生まれ。国立音楽大学・西南学院大学講師。東京大学大学院博士後期課程修了、博士(文学)。他ジャンルと交わる幅広い西洋音楽研究を志しつつ、レクチャー・コンサートなど演奏家とのコラボも行っている。著書『〈フランツ・シューベルト〉の誕生――喪失と再生のオデュッセイ』(法政大学出版局、2016年)。共著『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012年)。共訳書にA. ハルム『フーガとソナタ――音楽の2つの文化について』(音楽之友社、2017年)など。演奏会やCDへの解説寄稿、歌詞対訳など多数。
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