ギリシア哲学のロゴス| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
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03-3344-1941

10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

原文で学ぶ 【新設】ギリシア哲学のロゴス

講師名 慶應義塾大学言語文化研究所所員 樋笠 勝士
講座内容
哲学思想上の重要な議論をアンソロジー形式で学びます。主題的にまとまった論証部分や固有の文脈や言説をとりあげて、その流れを辿り、各々の哲学が生み出した思想の過程の理解をめざします。さらに、理解を深めるために、古典ギリシャ語未修の方でも分かるように、文法の手ほどきをしながら、原文に当たります。そもそも言葉の意味は、言葉の表現のままに現れてくるものです。翻訳では、それがわかりません。一翻訳は一解釈にすぎません。テクスト(原典)の一部分でも、原文で読むことには、意味の深まりを感じさせると共に古典ギリシャ文化の真相に迫るという大きな魅力があります。
 本講座では、単に思想そのものを理解するだけでなく、表された言葉(ロゴス)に即して、そこに現れるロゴス(論理・論証・議論・理性的言論・合理的な言葉の推移)を見つけて行くことを目的にしています。講義の最後には質疑応答の時間もとり、懇切丁寧な講義を心がけます。
 なお、今年度とりあげる予定の主題は、絵画的隠喩、視覚と聴覚、言葉と文字、数とリズム、友情等です。 (講師・記)

■5月14日の詳細
プラトンは『国家』において、有名な詩人追放論を展開しています。そこで、詩作品が、真実在であるイデアから遠ざかっている模倣物に過ぎないという主張をしています。詩作品とは現代風に言えば、文学作品です。或いは、言語芸術です。言葉を素材にした作品です。それにも拘わらず、プラトンは、上記の場では、言葉の作品を絵画の作品で説明しています。これはなぜでしょうか。論証として反則のようにも思えますが、そこには少なくとも、絵画と詩とを同じ目で見る立場があると言えるでしょう。当時の絵画の文化的地位も気になりますが、他方で、プラトン哲学を、高みに立って俯瞰するときには、そこに絵画的説明をするに至る哲学的必要性も理解できるとも言えます。様々な議論を引き起こすプラトンの言説(ロゴス)を辿っていきます。

日時・期間 日曜 13:00-14:30 05/14~06/04 1回
日程 2017年 6/4
受講料(税込み)
5月~6月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円
教材費
設備維持費
注意事項 ・2016年10月から、新宿住友ビル10階、11階にフロア移転いたしました。
ご案内 <テキスト>
・教室でプリントを配布します。
・コピー代を実費でいただく場合がございます。
講師紹介 樋笠 勝士 (ヒカサ カツシ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程。専門は、西洋哲学・美学芸術学・記号論。現在、慶応大学言語文化研究所兼任所員。新プラトン主義協会会長。中世哲学会理事。美学会委員。論文に「ストア学派の記号論」、「アウグスティヌスにおける光の位相」、訳註に「シャンポーのギョーム『命題集』(『中世思想原典集成』7巻、平凡社)」、バウムガルテン『形而上学』(成城大学)など。

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