「鏡憑き」の近代文化史| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
教養、音楽、茶道華道、語学、旅行まで。喜びをつなぐ朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾

03-3344-1941

10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

【新設】「鏡憑き」の近代文化史

講師名 大妻女子大学教授 高山 宏
講座内容
☆「冬の講座案内」に掲載されていない講座です。

 講師高山宏の知的生涯を決定附けたルネ・ホッケのマニエリスム論『迷宮としての世界』(1957)が、「そして私は私の鏡のうちへと降りる」というポール・エリュアールの詩の引用で始まることは、若き天才漫画作家大矢ちきが名作「いまあじゅ」に鮮烈に引いたことで既に永遠である。講師が次に夢中になった博物誌家的美術評論家ユルギス・バルトルシャイテスの鏡テーマ狂いにも猛烈なものがあり、ついには鏡文化史最高の大著、『鏡』(1978)の刊行にまでいたった。そして今現在夢中の文化史家バーバラ・スタフォードの最新刊『エコー・オブジェクト』(2007)にしても結局は人間と世界の鏡映的交感をめざす拡大されたミラー・ニューロン(もの真似細胞)理論というに尽きる。「マニエリスム」から「ピクチャレスク」、「ファンタスマゴリア」・・・と奇異のごった煮のように言われる講師の<新人文学>が実は“mirror”、“contemplate”、“reflect”、“speculate”・・・といった一連の絶妙な語群をちりばめての「鏡」論に他ならなかった経緯を報告申しあげた上で、文学を専らの対象にしてきたのもそれが「インクの鏡」(ミシェル・ボージュール)に他ならないと思えたからという流れであることを、ジョン・ダンと乱歩の作例に即して説明する。 一旦、「高山学」の簡略な整理に!    (講師・記)
日時・期間 土曜 18:30-20:00 03/24~03/24 1回
日程 2018年 3/24
受講料(税込み)
3月~3月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円
教材費
設備維持費
注意事項 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
講師紹介 高山 宏 (タカヤマ ヒロシ)
1947年岩手県生れ。大妻女子大学学務担当副学長。『アレハンドリア アリス狩りⅤ』等著書多数、『アルチンボルド』(ジャンカルロ・マイオリーノ)、キャロル『鏡の国のアリス』佐々木マキ・絵、高山宏・訳(亜紀書房)、マガイアー『ボーリンゲン』(白水社)等訳書多数。当面、視覚文化論の重要テクスト(英文)70篇の編集・出版に没頭(ライフワーク⁈)Visual Culture(4巻, SAGE, London, 2017)。

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