「鎖国」を超えた愛の歌 長崎の明清楽| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
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10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

愛と音楽 【新設】「鎖国」を超えた愛の歌 長崎の明清楽

講師名 明治大学教授 加藤 徹
講座内容
「明清楽」(みんしんがく)は、江戸時代から明治にかけて日本で流行した中国由来の音楽です。鎖国の時代は、幕府が長崎への上陸を認めた外国人はオランダ人と「唐人」(中国人)だけ、しかも成人男性に限られました。外国の男たちは、何ヶ月も長崎の狭い居留区に押し込められ、仕事の日々を送りました。
 当時の長崎に来た外国人をもてなした日本人の遊女たちは、事実上の現地妻でした。恋仲になった外国人と事実婚をするための便法として遊女に登録する日本女性や、外国人とのあいだに子をなした日本女性も少なくありませんでした。
 長崎に長期滞在した中国人は、故郷の女性の歌を聴きたくても、レコードもラジオもありません。長崎の日本人女性たちは、月琴(げっきん)など中国の楽器や中国語の流行歌を習い、歌ってあげました。清国の音楽なので「清楽」(しんがく)と呼ばれました。清楽と月琴のやさしい音色は、江戸時代の日本人の心を打ち、長崎から全国に広まりました。例えば、幕末の坂本龍馬と「おりょう」のカップルも、ふたりで月琴を弾き清楽を歌い、愛を育んだのです。 明治時代には「明清楽」(みんしんがく)と呼ばれ、20世紀の初めまで流行が続きました。
 本講座では、近代日本の大衆音楽の形成に大きな影響を与えた明清楽を、楽器の実演もまじえつつわかりやすく解説します。
日時・期間 土曜 13:00-14:30 01/06~01/06 1回
日程 2018年 1/6
受講料(税込み)
1月~1月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円
教材費
設備維持費
注意事項 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
講師紹介 加藤 徹 (カトウ トオル)
1963年生まれ。東京大学文学部、同大学大学院で中国文学を専攻。広島大学総合科学部助教授を経て、現在、明治大学法学部教授。著書:『京劇』(中公叢 書・サントリー学芸賞)、『漢文力』(中公文庫)、『西太后』(中公新書)、『漢文の素養』(光文社新書)、『貝と羊の中国人』(新潮新書)、『怪力乱神』(中央公論新社)、『梅蘭芳 世界を虜にした男』(ビジネス社)、『中国人の腹のうち』(廣済堂出版)、『東洋脳×西洋脳』(共著・中央公論新社)などがある。

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