原点回帰・論語の読み方| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
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03-3344-1941

10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

【新設】原点回帰・論語の読み方

講師名 明治大学教授 加藤 徹
講座内容
2千5百年前の孔子の言行録『論語』は、古典の中の古典です。「学びて時にこれを習う。また、よろこばしからずや」「徳は孤ならず。必ず隣あり」等、孔子が残した言葉は、人生を考え、自分が生まれた時代を生きる勇気を与えてくれます。東洋のみならず、世界各国の言葉に翻訳されて広く読まれているゆえんです。
現代の私たちが読む『論語』本は、近代的な訳解書形式です。ビブリオグラフィーの視点から言えば、今から2千年以上前の最初の『論語』は、現代の本とも江戸時代の本ともかけ離れたものでした。
『論語』は孔子の著作ではありません。孔子の死後、弟子や孫弟子が記憶していた言葉をもとに、長い歳月をかけて成立した世代累積型集団著作です。紙が発明されるよりずっと昔、古代の『論語』は木簡に手書きした巻物でした。当時の漢字は、西洋のアルファベットのように丸みを帯びた古代文字でした。訳注はおろか、句読点すらまだありません。漢字がびっしりと並んでいるだけでした。
古代人の『論語』の読み方も、現代人とは全然違いました。一語一句の理解はあとにして、まず素読し、筆写し、ひたすら暗記しました。古代人はおおらかで、謙虚でした。聖人の真意は、音読の音声や文字そのものの中に隠れているのだから、自分が理解できなくても後世に正確に伝えればよい、と信じていたのです。『論語』の原点にあるこのような読書のコンセプトは、仏典や「聖書」など古代の聖典とも共通するものです。
21世紀を生きる私たちにとって、『論語』の訳解書は有用です。が、史上最初の『論語』がどんな書物であったかを知り、古代人の視点を理解することも大事です。本講座では、古代文字で復元した「原点版『論語』」を教材として、現代と古代の両方の視点から『論語』の名言を熟読玩味します

日時・期間 火曜 10:30-12:00 03/05~03/05 1回
日程 2019年 3/5
受講料(税込み)
3月~3月(1回)
会員 3,240円
一般 3,888円
教材費
設備維持費
注意事項 ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
講師紹介 加藤 徹 (カトウ トオル)
1963年生まれ。東京大学文学部、同大学大学院で中国文学を専攻。広島大学総合科学部助教授を経て、現在、明治大学法学部教授。著書:『京劇』(中公叢 書・サントリー学芸賞)、『漢文力』(中公文庫)、『西太后』(中公新書)、『漢文の素養』(光文社新書)、『貝と羊の中国人』(新潮新書)、『怪力乱神』(中央公論新社)、『梅蘭芳 世界を虜にした男』(ビジネス社)、『中国人の腹のうち』(廣済堂出版)、『東洋脳×西洋脳』(共著・中央公論新社)などがある。

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