現代社会論| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
教養、音楽、茶道華道、語学、旅行まで。喜びをつなぐ朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾

03-3344-1941

10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

大澤真幸ゼミナール 現代社会論

講師名 社会学者 大澤 真幸
講座内容
社会学・哲学・宗教・歴史・文化など幅広い対象に鋭く切り込む著作を発表する講師。現代社会をいかに論じるべきか、自身の関心のありかを語ります。

<今回のテーマ>
今回は、時事的なことではなく、少し原理的な話をします。
タイトルは、「経済の誕生」とでもしておきます。
アカデミックな問題意識としては、次のようになります。一昔前は、「物々交換から、やがて貨幣が生まれて、商品交換が誕生した」というような物語がまことしやかに語られていましたが、現在の経済史や文化人類学では、この物語は完全に否定されています。商品交換より前に、贈与交換が支配的な段階があります。すると、学問的な問いとしては、「贈与交換から商品交換への転換はどのようにしてなされたのか」、「そもそも贈与交換への衝動は何に由来するのか」となります。
学問的な問いとしては、こうなりますが、背後にもうひとつ問いがあります。私たちは、正義について、一方では、その原点は互酬的な均衡にあると思っていますが、他方では、正義は、互酬性以上の何か(「右の頬をぶたれたら、左の頬を・・」とか)という感覚もあります。正義のこの両義性は、贈与交換の中にある逆説と関係があります。経済の起原への問いは、正義の根源への問いと結びついていきます。
講義の時間は限られているので、どこまで話ができるかわかりませんが、こうした問題意識からくる話題について講義します。
日時・期間 土曜 15:30-17:30 06/09~06/09 1回
日程 2018年 6/9
受講料(税込み)
6月~6月(1回)
会員 3,240円
一般 3,888円
教材費
設備維持費
注意事項 ・詳細なテーマは開講7~3日前にHP、twitter(@asakaruko)にてお知らせします。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
講師紹介 大澤 真幸 (オオサワ マサチ)
1958年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。著書に『虚構の時代の果て』(ちくま新書)、『恋愛の不可能性について』(春秋社)、『電子メディア論―身体のメディア的変容』(新曜社)、『戦後の思想空間』(ちくま新書)、『<不気味なもの>の政治学』(新書館)、『ナショナリズム論の名著50』(平凡社)、『文明の内なる衝撃』(NHKブックス)、『自由を考える』(共著・NHKブックス)、『ナショナリズムの由来』(講談社)、『逆説の民主主義』(角川書店)、『不可能性の時代』(岩波書店)、『<自由>の条件』(講談社)など多数。

履歴