「バベルの図書館」を再建する| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター
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03-3344-1941

10:30~18:30  *日曜・一部祝日を除く

【新設】「バベルの図書館」を再建する

講師名 文化人類学者・東京外国語大学教授 今福 龍太
講座内容
人間だけが持つ「言語」。人類の歴史が証明したのは、言語が生み出したのが理解だけでなく、厖大な無理解や誤解でもあったという事実です。この「言語」というものの矛盾や謎をめぐる起源神話ともいえる「バベルの塔」の建設と崩壊の物語は、多くの作家たちの霊感と想像力を限りなく刺戟してきました。言語の魔術的な使い手の一人、アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスもその一人です。ボルヘスのよく知られた短編小説「バベルの図書館」(1941)は、あらゆる言語で表現可能な一切の本が収蔵されているという無限大の空間としての「バベルの図書館」の物語ですが、その建物の構造がきわめて詳細に書かれているにもかかわらず、その姿を可視化することができない迷宮のような世界です。いま私たちがこのバベルの図書館を再建することができたら、それはどんな姿をとりうるのでしょうか?「書物と無限」、「書物と永遠」というテーマを繰りかえし小説のなかに書き込んでいったボルヘスの試みを通じて、現代社会の複雑なコミュニケーション空間を新たに読み解いてみたいと思います。(講師・記)

*展覧会情報*
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展 
16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-」
会期:2017/4/18(火)~7/2(日) 月曜日休館
(ただし5/1は開館)
会場:東京都美術館 企画展示室
◆朝日カルチャーセンター新宿教室10階教材カウンターにて
前売り券発売中。
日時・期間 土曜 18:30-20:00 05/27~05/27 1回
日程 2017年 5/27
受講料(税込み)
5月~5月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円
教材費
設備維持費
注意事項
講師紹介 今福 龍太 (イマフク リュウタ)
1955年東京生まれ。1982年よりメキシコ、キューバ、ブラジルなどで人類学的調査に従事。現在、東京外国語大学大学院教授として映像文化論、時間形象論、群島論等を講ずる。2000年にはサンパウロ大学の客員教授をつとめ、現在はサンパウロ・カトリック大学コミュニケーション・記号学科大学院客員教授を兼任。キャンパスの外に新たな遊動的な学びの場の創造を求め、2002年より巡礼型の野外学舎「奄美自由大学」を主宰する。主な著書に『荒野のロマネスク』(岩波現代文庫)、『クレオール主義』(ちくま学芸文庫)、『ここではない場所 イマージュの回廊へ』(岩波書店)、『ミニマ・グラシア 歴史と希求』(岩波書店)、『群島-世界論』(岩波書店)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房)、『薄墨色の文法』(岩波書店)などがある。『山口昌男著作集』(全五巻、筑摩書房)の編者もつとめた。近著に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房)など。

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