かつて“北京の春”という稀有の時代があった
習近平世代のアバンギャルド群像
日時:2018年6月29日(金)15:30-17:00
講師:ジャーナリスト・平安女学院大学客員教授 加藤 千洋さん
いま習近平を中心とする中国共産党の指導部は全員が60代、文化大革命期(1966年~76年)に
青春時代を送った「文革世代」です。10年間のカオスの時代が去った反動か、70年代末の中国に
言論や創作の自由が一定程度認められる稀有の時空が生まれました。その「北京の春」と呼ばれた
時代、勢いよく街に飛び出したアバンギャルド集団がいました。この中国現代アートの先駆者たちも
「習近平世代」です。79年には前衛芸術家グループ「星星画会」が北京でゲリラ的な野外美術展を
開いて国際的な注目を集め、80年代半ばの「八五美術運動」と呼ばれる大きな現代アート運動の
うねりへとつながります。文革期から改革開放期へという2つの時代の荒波を乗り越えた、政治と
芸術という一見対照的な世界で活動する先頭ランナーたち。今回はアーティスト側に焦点を当て、
中国現代史の“輝いた一瞬”を切り取ります。
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