闇の美術史| 川西教室 | 朝日カルチャーセンター
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072-755-2381

月~土 10:00~18:00 日曜祝日(振替休日含む)は休業

闇の美術史

講師名 神戸大学大学院教授 宮下 規久朗
講座内容
西洋絵画は中世の終わりごろから一貫して光と闇の対比の効果を追求してきました。ルネサンス以降、夜景表現が確立し、17世紀の初めにはカラヴァッジョが光と陰の対立を心理的な劇に応用します。この様式が瞬く間にヨーロッパ中に広がり、ラ・トゥールやレンブラントをはじめとして、多くの画家たちが強烈な明暗対比による夜景画を好んで描くようになりました。その後、オランダのフェルメールは、闇を払拭する白昼の光がそのまま結晶した美の世界に到達します。そして、19世紀の印象派にいたって、ようやく画面から闇が放逐されたかに見えますが、闇はすぐに復活し、現代まで西洋美術の母体となっています。夜の風情を愛する日本でも古来夜の美が表現されてきており、明治以降は豊かな闇の世界が追求されるようになりました。本講座では、闇の芸術の黄金時代ともいうべき17世紀の巨匠たちの芸術を中心に、闇がどのように絵画で利用されてきたか、どのような意味の変遷がなされてきたのか、東西と比較しながら、美術における闇の系譜をたどります。
日時・期間 土曜 13:30-16:45 06/23~06/30 2回
日程 2018年 6/23
受講料(税込み)
6月~6月(2回)
会員 12,096円
一般 14,688円
教材費
設備維持費
注意事項 受付窓口でお手続きされる方は、ちらし<公開1>をご覧ください
ご案内 持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます(1枚20円)
講師紹介 宮下 規久朗 (ミヤシタ キクロウ)
1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科教授、美術史家。『カラヴァッジョ-聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞。他の著書に、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』『美術の誘惑』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『モディリアーニ モンパルナスの伝説』(小学館)、『刺青とヌードの美術史-江戸から近代へ』(NHKブックス)、『カラヴァッジョ巡礼』(新潮社)、『裏側からみた美術史』(日本経済新聞出版社)、『ヴェネツィア-美の都の一千年』 (岩波新書)、『闇の美術史 カラヴァッジョの水脈』(岩波書店)、『モチーフから読む美術史』(ちくま文庫)、『しぐさで読む美術史』(ちくま文庫)など多数。

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