泉見洋平トークライブ - 歌を中心に(2) | 講座レポート | 女子力レッスン | 朝日カルチャーセンター
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泉見洋平トークライブ - 歌を中心に(2)

開催日時:2014年6月7日(土)18:30-20:00

歌手とミュージカル俳優、ふたつの世界で生きる

歌への想い

『ミス・サイゴン』のトゥイ役、『ダンス オブ ヴァンパイア』のアルフレート役、そして『レ・ミゼラブル』のマリウス役など、ミュージカルで得た経験は大切な宝物と語る泉見さん。

今では歌手とミュージカル俳優というふたつの生き方があたり前になった彼だが、歌手を目指し10代で地元徳島から上京してきたときは、将来自分がお芝居の世界で活躍することになるとは夢にも思っていなかったそう。

デビュー後いくつかの縁により映画に出る事になったのをきっかけにミュージカル『RENT』に出演、その後数々の舞台を経ていくうちに、いつしかオリジナルのミュージカルを作りたいと思うようになったという。「欲が出てしまって」と照れたように紹介したのは、2012年に開催された『音楽劇~シアワセはありますか~』。

この舞台をプロデュースしたことで、自分の内面に湧き出たものをダイレクトに伝えることの魅力に目ざめ、自分のカラーをいかんなく発揮出来るようになったと言う。

5曲目、6曲目はその音楽劇から“シアワセはありますか”と“裸の月”が歌われた。

演歌に「沁みる」

《一曲入魂》 の言葉の通り、とまらぬ汗

「昔はコンサートなどでリハーサルを入れると1日に80曲以上も平気で歌っていましたが、最近は歌というものの深さをしみじみ思うようになり、1曲に全身全霊を込めて歌うようになりました」

滴る汗を拭いながら 《一曲入魂》 という言葉を用いて、歌に対する自分の意識がどう変わってきているのかを語る泉見さん。歌の持っている力、メロディや歌詞に込められた想い、そしてそこからもたらされる感情など、その全てが深いと思うようになったという彼は最近 《演歌の良さ》 に気づいたという。

「演歌の持つドラマ性。それは自分が物心ついた時から周りに溢れていた音楽、すなわち歌謡曲とよばれるものにも繋がっているような気がするんです」そう話す泉見さんは演歌の中に、POPSの刹那的なメッセージとは違う、心の情景をつないでいくような悠揚とした力を感じているようだった。

そんな泉見さんの初めてのコンサート体験は伊勢正三&大久保一久によるフォークデュオ『風』であったという。歌詞の意味もわからない幼い頃にその歌とメロディに強く惹かれたというのだから、生まれもった音楽センスには脱帽してしまう。

7曲目はもちろん『風』の2枚目のシングルから、“あの唄はもう唄わないのですか”。

泉見さんがこうして他のアーティストのカバーを始めたのはここ数年とのこと。以前はどうしても違和感が拭いきれず、依頼されても断ることがあったそう。でもあるときアプローチの仕方を変えてみたら抵抗が消え、原曲の良さを自分なりに昇華させ歌い継いでいこうという思いに変化したのだとか。

「おかげで皆さんに大好きな曲を紹介できるようになりました。こういった自分が影響を受けた曲を今後も紹介していきたい」そう笑顔を見せると、教室内からは次回への期待に満ちた拍手が起こった。

講師プロフィール

泉見 洋平(イズミ ヨウヘイ)1986年TV番組「アイドル花組おとこ組」(NTV系)にて1万5千人の中からスカウトされレギュラー出演。‘90年映画「ストロベリータイムス4~如月三姉妹の逆襲~」(バンダイビジュアル)の主人公で俳優デビュー。数々のTVドラマ・映画に出演。主な出演作にTVドラマ「ハンチョウ~神南署安積班~シリーズ3」(‘11年 TBS系)、「世にも奇妙な物語ー城ー」(‘92年 CX系)等。‘97年9月20日、人気アニメ「グラビテーション2」の主題歌を歌い歌手としてCDデビュー。‘00年9月15日、シングル「ONE MORE CHANCE」でソロアーティストとして始動。現在までに、シングル「あした」「愛が止まらないように」「愛の輪舞曲」「シアワセはありますか」「ナミダ」「うつつの夢」等、アルバム「Beginning」「DREAM COWBOY」等をリリース。

一方で、‘99年ミュージカル「RENT」(‘99年~‘02年 東京芸術劇場他/ベニー役)出演を皮切りに、東宝「レ・ミゼラブル」(‘03年~‘09年 帝国劇場他/マリウス役)、東宝「ミス・サイゴン」(‘04年~‘14年 帝国劇場他/トゥイ役)、東宝「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(‘06年~‘09年 帝国劇場他/アルフレート役)、「King of the Blue」(‘10年 ル・テアトル銀座/主演)、「陰陽師ーLight and Shadow-」(‘11年 新国立劇場/主演)、「音楽劇~シアワセはありますか~」(‘12年~‘13年 マウントレーニアホール他/主演)、「SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-」(‘14年 KAAT神奈川芸術劇場他/主演)等、大型ミュージカルのメインキャストとして活躍中。CDリリース、舞台公演と並行して、コンサート・ディナーショー等ライブ活動にも意欲的に取り組んでおり、オリジナルの他に和洋スタンダード、ミュージカルナンバーまで幅広いレパートリーのステージは、世代を超えた多くの観客を魅了している。

ソロ歌手・ミュージカルスターとして独自の地位を築いている。公式ホームページ http://www.izumiyohei.net/


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