オペラ入門 現代にも通じる「古典」

  • 広瀬 大介(青山学院大学教授)
講師詳細

 「古典」とは、訴えようとする主題に、時代を超えた人間の真理が込められている作品のことです。ただし、時代や民族によって文化はさまざまに異なり、当時の社会や考え方を前提知識として仕入れる必要があるため、理解するのがやや面倒ではあります。
  現在、繰り返し上演されているオペラの多くも、「古典」が持つそのような制約から自由ではありません。今回の講座では、タイトルと有名曲だけ知ってる!という作品よりも、現代人たる我々が、我々の価値観で違和感なく物語の世界に入っていくことのできる「古典」作品の魅力についてお話しすることにしました。貧困という現実を前に愛をまっとうできないカップルの悲劇『ラ・ボエーム』、道ならぬ愛に悩みつつも、恋人の成長と旅立ちを祝福する主人公の姿を描く『ばらの騎士』、どちらもオペラにまとわりつきがちなお約束ごとの少ない、本格的な「ドラマ」として、愉しんでいただけるはずです。
どうしても音楽の話が多くなってしまうと思いますが、オペラの世界に飛び込む受講生の皆様の好奇心に寄り添い、興味を持ってもらえるような講座を目指します。

1 6/12 ジャコモ・プッチーニ『ラ・ボエーム』
2 6/26 リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』

お申し込み
日程
2020/6/12, 6/26
曜日・時間
金曜 10:00~12:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円

講師詳細

広瀬 大介(ヒロセ ダイスケ)
1973年生まれ。青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。著書に『帝国のオペラ』(河出書房新社、2016年)、『リヒャルト・シュトラウス 自画像としてのオペラ』(アルテスパブリッシング、2009年)等。「レコード芸術」誌等への評論のほか、NHKラジオへの出演や、演奏会曲目解説、オペラ公演・DVDの字幕制作、CDライナーノーツ等への寄稿多数。