小説を書いてみよう
  • 教室開催

  • 楜沢 健(文芸評論家)
講師詳細

「おたがい/なれるのは厭だな/親しさは/どんな深くなってもいいけれど」「狎れる 馴れる/慣れる 狃れる/昵れる 褻れる/どれもこれもなれなれしい漢字/そのあたりから人と人との関係は崩れてゆき」(茨木のり子「なれる」)。「なれ」には罠がある。なれるにしたがい、私たちのものの見方や関係は自動化し、世界に対する驚きや関心が薄れてゆく。文学は、こうした「なれ」にともなう感性や思考の摩滅=怠惰へのささやかな抵抗である。本講座ではあらためて小説とは何か、なぜ書くのかを検証し、その手法を磨き上げることを目指します。 (講師記)

※事前にご提出いただいた小説を合評・講評する形式ですすめます。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました

注意事項

2/12休講→補講:4/9(日)13:30~15:30。(2/10付変更)
◆◆日曜の受付窓口営業について◆◆
日曜の受付窓口営業日は開講前月末2回と開講月初め2回のみとなりました。お手続きの際はご注意ください。WEBサイトからのお申し込みはいつでも承っておりますので、ぜひ、ご利用ください。

日程
2023/1/8, 1/29, 2/26, 3/12, 3/26, 4/9
曜日・時間
第2週・第4週 日曜 13:30~15:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
教材費(税込)
資料代 2,640円
設備費(税込)
990円
持ち物など
期の途中からでもご受講いただけます
その他
※作品のテーマは自由です(何かテーマが欲しい方へ講師から提案:1月期:「景色や町の外観」)
作品を提出される際は、カルチャーセンターの窓口、郵送、メールのいずれかで提出して下さい。提出物は返却できかねますので必ずコピーしたものを提出ください。※講座日の3日前締め切り。
<提出先>〒220-0011横浜市西区高島2-16-1ルミネ横浜8階 メール:yk9yokohama@asahiculture.com  
<提出作品の規定>おひとりにつき1作品 400字×20枚まで。先頭ページに、クラス名、作品名、氏名、頁数を明記してください 。

講師詳細

楜沢 健(クルミサワ ケン)
1966年東京生まれ。文芸評論家、早稲田大学他非常勤講師。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。プロレタリア文学を研究の中心テーマ、座標軸のひとつに据え、ユニークな文芸評論を展開。著書に『アンソロジー・プロレタリア文学〈1〉〈2〉〈3〉〈4〉』、『浅草文芸ハンドブック』、『川柳は乱調にあり』など。