仏教美術の源流をたどる 古代インド中期
  • 教室開催

  • 仏立像   ジャマールプル(マトゥラー)出土 ニューデリー大統領官邸
  • 浮彫仏伝図(帰郷説法)   アマラーヴァティー出土 アマラーヴァティー考古博物館
  • 安田 治樹(立正大学名誉教授)
講師詳細

1世紀中頃から4世紀初葉にかけてのインド古代中期には、それまであえて作られなかった仏像が登場し、その制作を主軸に仏教美術が最も繁栄します。               本講座では、北インドで無仏像の伝統を打破し、仏像を成立させるに至ったガンダーラ、マトゥラー両美術展開のあとをたどるとともに、同じ頃、南インドの後期サータヴァーハナ朝の下で繁栄し、その優れた人体表現や絵画的構図から石上の絵画とも評されるアマラーヴァティーの浮彫美術について眺めます。
このうちマトゥラー仏は、後クシャーン期(3世紀後半〜4世紀前半)にいったん様式的衰退を招きますが、次のグプタ時代に入って活力をとりもどし、サールナートの仏像と並んで、その高い理念と洗練された技法がインド的古典様式の成立に寄与し、5世紀以降の中国造像にも直接間接に影響を与えました。講座ではこうしたインド、中国の間の仏教美術の影響関係についても考察します。


第1回 クシャーン朝のインド支配とガンダーラ、マトゥラー美術
第2回 ガンダーラ美術における仏伝図と単独像
第3回 ガンダーラ美術の発展と大乗的図像
第4回 マトゥラー美術の初期造像
第5回 マトゥラー美術におけるガンダーラ美術の影響
第6回 後期サータヴァーハナ朝とアマラーヴァティー美術

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お申し込み
日程
2021/10/6, 10/20, 11/3, 11/17, 12/1, 12/15
曜日・時間
第1・3・5 水曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,140円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
毎回資料を配布します

講師詳細

安田 治樹(ヤスダ ハルキ)
1949年生まれ。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程修了。財団法人根津美術館学芸部学芸課長を経て、2008年、立正大学仏教学部教授に転ず。同大学法華経文化研究所所長、文学博士。2014年に立正大学ウズベキスタン学術調査隊を組織、同隊長。