民族の十字路「黒海」  大国の主導権争いとともに

  • 黛 秋津(東京大学准教授)
講師詳細

バルカン・クリミア・コーカサス・アナトリアなどの地域に囲まれる黒海という海は、これまで日本との関わりがあまりなく、我々にとって縁遠いところです。しかし、クリミア問題に代表されるように、冷戦後、ロシア・トルコ・EUそしてアメリカ合衆国がこの地域をめぐって主導権争いを繰り広げ、近年の国際政治における一つの焦点として注目を集めています。この地域の歴史をひもとけば、常にこの海の支配をめぐって大国が登場し、とりわけ近代以降激しい攻防が繰り広げられてきました。その一方で、この海は人々の生活に恵みを与え、この海とその周辺地域を多くの人々が行き来し、様々な民族がここを舞台に活躍しました。この講座では、「大国」と「民族」をキーワードに、我々にとって未知なる海である黒海の歴史と現在をご紹介したいと思います。(講師記)

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お申し込み
日程
2019/10/26, 11/30, 12/28, 1/18, 2/22, 3/28
曜日・時間
第4 土曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
その他
※11月30日(土)のみ時間が10:30~12:00です。ご注意ください。

講師詳細

黛 秋津(マユズミ アキツ)
1970年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。同大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。広島修道大学経済科学部准教授を経て、現在東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門はバルカン・黒海地域研究、近世近代ヨーロッパ・中東国際関係史。著書に『三つの世界の狭間でーー西欧・ロシア・オスマンとワラキア・モルドヴァ問題』(名古屋大学出版会 2013年)がある。