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移民・難民のヨーロッパ史
- 教室・オンライン同時開催
- 北村 暁夫(日本女子大学教授)
一般に「移民」は経済的理由で外国に働きに行く人々、「難民」は政治的・社会的・宗教的などの理由で故郷を離れざるを得なくなった人々を指しますが、実際には両者を明確に区別することは容易ではありません。この講座では、16世紀から20世紀までのヨーロッパを舞台として、ヨーロッパ内部あるいはヨーロッパから外部の世界に移民・難民として移動した人々の歴史を、いくつかのトピックを中心に語ります。前期は、英語で「難民」を意味するrefugeeという言葉の由来となった、16~17世紀の宗派対立期のユグノー(新教徒)の移動を手始めに、19世紀半ばまでのヨーロッパ人の空間的移動の諸相について論じます。(講師・記)
※今期開講。1年でたどります。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。
第1回 宗教戦争と「難民」 ユグノーの移住
第2回 「ドイツ人」の東欧への移住
第3回 兵士の移動 ナポレオン戦争を中心に
第4回 ウィーン体制下の亡命者の群像
第5回 ジャガイモ飢饉とアイルランド移民
第6回 大量移民の時代と移民に対する排斥・統合
*各回テーマは予定です。状況により変更することもございます。
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- 日程
- 2022/4/2, 5/7, 6/4, 7/2, 7/30, 8/6
- 曜日・時間
- 土曜 10:30~12:00
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 17,820円
- 設備費(税込)
- 990円
- その他
- ■日程が変則です。ご注意ください。
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講師詳細
- 北村 暁夫(キタムラ アケオ)
- 1959年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。1990年~1993年ローマ大学留学。日本女子大学文学部教授。専門はイタリア近現代史、ヨーロッパ移民史。著書・編著に『ナポリのマラドーナ』(山川出版社)、『イタリア史10講』(岩波新書)、『近代ヨーロッパと人の移動』(山川出版社)など。