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2年で読み解く「平家物語」
- 教室開催
- 伊藤 悦子(中世文学研究会会員)
『平家物語』は、平家一門の栄枯盛衰を通じて、貴族社会から武家社会へと移り変わる激動の時代を描いた軍記物語です。約2年・全48回の講座では、物語の流れに沿って原文を読み、権力の栄耀と暗闘・戦場の人間模様・女人達の悲哀・人の世の無常、それら全てを含みもった豊饒な世界の魅力に迫ります。『平家物語』の諸本や史料・絵画資料・伝承などを参照しながら、史実との関係、人物の描かれ方、合戦に関する知識などについてもわかりやすく解説します。日本が誇る一大叙事詩『平家物語』をぜひご一緒に味読しましょう。今期は巻十「維盛出家」から巻十一「能登殿最期」までを鑑賞します。
〈1月期各回予定〉
1.巻十「維盛出家」「維盛入水」 -恩愛の絆-
2.巻十一「逆櫓」「嗣信最期」 -義経と従者たち-
3.巻十一「那須与一」「弓流」 -扇の的-
4.『源平合戦図屏風』を読む -画像で見る屋島合戦-
5.巻十一「先帝身投」「能登殿最期」 -決戦・壇の浦-
- 日程
- 2023/1/13, 1/27, 2/24, 3/10, 3/24
- 曜日・時間
- 第2・4 金曜 13:00~14:30
- 回数
- 5回
- 受講料(税込)
- 会員 14,850円
- 設備費(税込)
- 825円
- 持ち物など
- テキスト:大津雄一・平藤幸編『平家物語 覚一本 全』(武蔵野書院) 2,000円+税
各自ご用意ください。(朝日カルチャーセンターでは取り扱っておりません。)
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講師詳細
- 伊藤 悦子(イトウ エツコ)
- 國學院大學大学院(文学研究科)満期退学。現在、博士論文執筆中。専攻は軍記物語を中心とした中世日本文学。特に軍記物語を題材とする絵画資料や伝承などの研究に取り組んでいる。屏風絵などの絵画資料の絵解きを専門とし、絵画資料から文学をひも解く新分野を開拓中。著書に『木曽義仲に出会う旅』(新典社)、『鍬形蕙斎画 近世職人尽絵詞 江戸の職人と風俗を読み解く』(共著、勉誠出版)