ヨーロッパの神秘思想 魔術

  • デューラー「メレンコリアⅠ」(1514年)
  • 伊藤 博明(専修大学教授)
講師詳細

 魔術(magic)の語源は、ギリシア語のマギケー、すなわち「マゴスの術」です。マゴスとは古代ゾロアスター教の神官階級であり、超自然的な事象も含めたあらゆる知識を所有していました。この術はヨーロッパの文化の中で、神々を呼び寄せる降霊術、デーモン的力と結びつく妖術、創造の業を明らかにする自然魔術など、さまざまに論じられました。
 本講座では、古代のペルシア・エジプト・ギリシアから近代ヨーロッパまで、広く魔術の歴史について取り上げます。とくにキリスト教との関係について留意しつつ、図像資料も用いながら丁寧にお話いたします。 (講師記)

<各回のテーマ>
①古代の魔術(ペルシア・エジプト・ギリシア)
②中世・ルネサンス(キリスト教と異教的文化の再生)
③近代以降の魔術(近代科学の勃興と魔女裁判)

今シリーズでは、来期以降、占星術、錬金術、ユダヤ神秘主義(カバラ-)などのテーマをとりあげる予定です。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み

注意事項

新型コロナウイルス感染予防対策のため、当初の日程が変更になりました。

日程
2020/7/13, 8/31, 9/14
曜日・時間
第2週 月曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
495円

講師詳細

伊藤 博明(イトウ ヒロアキ)
1955年生まれ。専修大学文学部哲学科教授。専門は思想史・芸術論。著書に『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫、2012年)、『象徴と寓意』(「アート・ギャラリー10」、集英社、2018年)、共著に『神秘哲学―イスラーム哲学とキリスト教中世3』(岩波書店、2012年)、』、編著に『哲学の歴史4 ルネサンス』(中央公論新社、2007年)、共訳にピコ・デッラ・ミランドラ『人間の尊厳について』(国文社、1985年)などがある。