キリシタンの記憶をたどる  日欧交流史12講
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  • 川村 信三(上智大学教授)
講師詳細

400年前の日本。そこには不思議な出会いがありました。西洋に起源をもつキリスト教と日本の文化の出会いです。自然に任せれば全く交じり合う可能性もなかったこの二つの文化は日本史の中に確かな痕跡をのこしました。本講座では、従来「キリシタン史」として語り続けられた歴史をヨーロッパと日本のつながりを強く意識しながら、時代をおって多角的に読み解きます。2022年4月開講。※各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。

【今期のテーマ】 ※テーマは予定です。
4月8日:  9 天正遣欧使節プロジェクト
5月20日: 10 豊臣秀吉とキリシタン


<各回テーマ>2022年4月開講。
1  Introduction 世界史の中の日本認識(2022年4月期)
2 大航海時代と東アジア(2022年4月期)
3 フランシスコ・ザビエルと日本人
4 大友宗麟と日本人(豊後府内病院)
5 「慈悲の組」とキリシタン・ネットワーク
6 高山右近とキリシタン大名(都地区の状況)
7 アレッサンドロ・ヴァリニャーノと「順応」
8 ヨーロッパ教育の日本への移植
9 天正遣欧使節プロジェクト
10 豊臣秀吉とキリシタン
11 徳川禁教令下のキリシタン(井上筑後守とカスイ岐部)
12 潜伏キリシタン共同体(遠藤周作『沈黙』の史実)

※各回テーマは予定です。状況により、変更する可能性もあります。

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この講座は終了しました
日程
2023/4/8, 5/20
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 
設備費(税込)
330円

講師詳細

川村 信三(カワムラ シンゾウ)
1958年 神戸生まれ。ローマ・グレゴリアン大学で神学、アメリカ合衆国ジョージタウン大学で博士号(歴史学)取得。2010年から現職。著書「キリシタン信徒組織の誕生と変容」(教文館、2003年)、「時のしるしを読み解いて」(ドン・ボスコ、2005年)、「21世紀キリスト教読本」(教友社、2008年)、「戦国宗教社会=思想史」(知泉書館、2011年)、「キリシタン大名高山右近とその時代」(教文館、2016年)、その他編著・論文多数。NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』でキリスト教考証担当。スコセッシ監督『沈黙・サイレンス』で歴史監修など。