玄奘三蔵のシルクロード 中国への仏教伝来

  • 吉村 誠(駒澤大学教授)
講師詳細

 『西遊記』の主人公として知られる三蔵法師・玄奘は、7世紀に実在した人物です。
玄奘は唐の長安を出発し、タクラマカン砂漠を渡り、ヒンドゥークシュ山脈を越え、インドのナーランダー大学で唯識思想を学びました。17年半の大旅行から帰国すると、『般若心経』など大量の仏典を翻訳し、その翻訳と思想は東アジア地域に大きな影響を与えました。
 玄奘はどうして命がけで仏法を求め、中国へ伝えたのでしょうか。また仏教はどのようにして東アジアに広まり、今日まで伝えられたのでしょうか。
 この講義では、玄奘のはるかな旅をたどりながら、インドから中国への仏教伝来と、その影響について考えてみたいと思います。(講師記)

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日程
2020/3/19
曜日・時間
木曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

吉村 誠(ヨシムラ マコト)
1969年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現在、駒澤大学教授。著書に『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版、2013年)、訳書に『続高僧伝Ⅰ』(大蔵出版、2012年)、主な論文に「唯識の思想史的意義」(『新アジア仏教史7 中国Ⅱ 隋唐』、佼成出版社、2010年)、「中国唯識思想史の展開」(『シリーズ大乗仏教7 唯識と瑜伽行』、春秋社、2012年)などがある。