古代の皇女 天皇・皇后(中宮)・女院となった皇女たち オンライン講座

  • 講師陣
  • 荒木 敏夫(専修大学名誉教授)
  • 仁藤 智子(国士舘大学教授)
  • 高松 百香(東京学芸大学特任准教授)
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講師詳細

 今日使用され、「続日本紀」にただ一例だけみえる「皇族」という語は、大宝令の「皇親」の語にほぼ該当する。皇親のうち、女性は「皇女」と呼ばれ、天皇との親等によって内親王・女王と称される。こうした呼称、制度は、七世紀後半の天武・持統朝の頃に整備されたと考えられる。
 大王・天皇の子女ら王族女性は、『古事記』・『日本書紀』以来の歴史書に、多くの名を残している。しかし、子細に史料をみてみると、名のみ残しその履歴の不詳の皇女や名も伝わらない皇女が少なくない。この事実こそ、皇女の歴史の特質のひとつといえるものである。それ故もあり「皇女」の歴史は、一般的にはよく知られていない。

 今回の講座は、この特質を踏まえた上で、古代の王族女性を理解するための基礎的事実を確かめる「概論」とその名・履歴が比較的知られる「皇女」を「皇后」や「中宮」となった藤原氏出身の女性等の非王族女性にも留意して取り上げる三回の各論で実施します。
今回の受講が、未知の部分の多い「皇女」の歴史的な役割・意義を考えていただける機会となれば幸いです。(講師記)


Ⅰ 古代の「皇女」(王族女性) -総論-
①「皇親」と「皇女」-その制度と実態  荒木敏夫
 時期:5・6世紀~11・12世紀
 キーワード:「皇親」の確立と「皇女」 王族女性の称号-内親王・女王- 皇女の婚姻-近親婚と婚姻禁忌(不婚) 「内親王宮」の家政と経済

Ⅱ 「皇女」の歴史 -各論
②天智・天武の皇女たち-波乱に満ちた様々な生涯- 荒木敏夫
 時期: 7世紀~8世紀
 皇女:御名部内親王と阿陪皇女(元明)姉妹・氷高皇女(元正)と吉備皇女姉妹・井上内親王
 キーワード:天皇・太上天皇となった皇女 非王族藤原光明子の立后 皇后を廃された皇女

③平安王権を支えた内親王たち ―女帝不在の時代のキサキと斎王―  仁藤智子
 時期: 9世紀~10世紀
 皇女: 正子内親王(嵯峨皇女・淳和皇后)・昌子内親王(朱雀皇女・冷泉中宮)
朝原・括子内親王(伊勢斎宮)・有智子内親王(賀茂斎院)
 キーワード:女帝とならなかった「内親王皇后」と国母
『伊勢物語』・『源氏物語』のモチーフとなった伊勢斎宮・賀茂斎院

④女院になった皇女たち―摂関政治~院政のなかの内親王の人生―  高松百香
 時期: 10世紀末~12世紀
 皇女: 禎子内親王(陽明門院)・章子内親王(二条院)・媞子内親王(郁芳門院)・璋子内親王(八条院)
 キーワード:女院 内親王女院 摂関家出身女院 国母(天皇生母) 准母(天皇の母替わりとなった女性) 

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日程
2021/4/26, 5/10, 5/24, 6/14
曜日・時間
指定の 月曜 15:30~17:00
回数
4回
受講料(税込)
会員 13,200円 
設備費(税込)
-
その他
※講座詳細文の下部の〈注意事項〉をご確認ください。
※営業時間等、最新の情報は横浜教室トップページをご覧ください。

講師詳細

荒木 敏夫(アラキ トシオ)
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。1987年から専修大学文学部教授、同大学の文学部長、副学長を歴任。専攻は日本古代史。主な著書に、『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、1985年)、『可能性としての女帝-女帝と王権-』(青木書店、1999年)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、2006年)、『日本の女性天皇』(文庫版)(小学館、2006年)、『古代天皇家の婚姻戦略』(吉川弘文館、2013年)、『日本古代の王権』(敬文舎、2013年)。
仁藤 智子(ニトウ サトコ)
埼玉県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位修得退学。博士(人文科学)。専門は日本古代史(王権論など)。お茶の水女子大学大学院助手を経て、現在、国士舘大学教授。著書に『日本古代の王権と官僚制』(吉川弘文館、二〇〇〇年)、共著に『古代史講義』(ちくま新書、二〇一八年)、『天皇はいかに受け継がれたのか』(績文堂、二〇一九年)、『日本史概説-知る・出会う・考える』(北樹出版、二〇二〇年)ほか。
高松 百香(タカマツ モモカ)
経歴・著作:1973年、秋田県能代市出身。東京都立大学人文科学研究科博士課程修了。博士(史学)。専門は日本古代・中世女性史。『藤原道長を創った女たち』(服藤早苗との共編著、明石書店、2020年)、「中世を導いた女院たち」(『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店、2021年)、他に学術論文・共著多数。