『日本書紀』「雄略紀」遺詔が示す雄略天皇像

  • 山田 純(相模女子大学教授)
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―雄略天皇の遺言を読み解く―『日本書紀』「雄略紀」遺詔が示す雄略天皇像

『日本書紀』「雄略紀」末尾には、雄略天皇が発したとされる遺言「遺詔」が載ります。そのほぼすべてが、中国の史書『隋書』に書かれた隋初代皇帝「楊堅」の遺詔の模倣となっています。ですので、雄略天皇の実際の遺言ではない「虚構―フィクション―」であると考えられ、
これまでその研究はほとんど行われてきませんでした。しかし、そうであるならば、本来は「ではどうしてフィクションとしての遺言を書く必要があったのか」が問われなければならなかったはずです。天皇の遺言にフィクションを織り交ぜなければならなかった理由です。本講座ではこの謎に迫ってみましょう。

第1回 「雄略紀」全体の構成をつかみましょう。
第2回 『隋書』に描かれた「楊堅」がヒントとなります。
第3回 古代日本の画期となった天皇を描くために―『隋書』と『日本書紀』―。

お申し込み
日程
2021/4/3, 5/29, 6/19
曜日・時間
第1・3・5 土曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円

講師詳細

山田 純(ヤマダ ジュン)
相模女子大学 学芸学部 日本語日本文学科 教授 (上代文学専攻)
1977年6月生まれ。千葉県出身。明治大学大学院で博士号を取得後、白百合女子大学・フェリス女学院大学・大東文化大学・明治大学等の非常勤講師を経て、現職。主要業績に『日本書紀典拠論』(2018年5月 新典社)がある。