吾妻鏡を読む 静御前と行家の運命
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  • 清水 由美子(中央大学非常勤講師)
講師詳細

 『吾妻鏡』を読み進める講座です。同書は鎌倉幕府とその時代の歴史を知る根幹史料です。九条兼実や藤原定家等の公家日記や『金槐和歌集』等の文学作品がその編纂材料になっています。従って単なる編年体の日次記事ではなく、また北条氏の立場で記されているので、行間の陰影や・背後の事情を読み取って行く必要があり、それが楽しみでもあります。同時代史料や『平家物語』などの文学作品類にも広く目を配り、人物関係も丁寧に抑えながら、じっくりと読んでいきます。
 今期は文治二年四月から六月の記事を読みます。平家残党の処理や義経の謀反の事後処理が一段落し、北条時政が鎌倉に戻ります。そして鎌倉に連れてこられた静御前が鶴岡八幡宮で義経を慕う気持ちを込めて舞を舞い、以仁王の挙兵以来、源平の戦いに関ってきた源行家が最期を遂げるなど、ドラマティックな場面が続きます。(講師記)

<各回のテーマ>
1  文治二年(一一八六)四月一日~四月八日 静の舞
2  文治二年(一一八六)四月十三日~四月三十日 時政の帰国
3  文治二年(一一八六)五月一日~五月十七日 時政の去った京都の混乱
4  文治二年(一一八六)五月十八日~五月二十九日 行家の最期
5  文治二年(一一八六)六月一日~六月九日 頼朝と後白河院の駆け引き
6  文治二年(一一八六)六月十日~六月十五日 続く義経の搜索
※テキストは不要です。プリントを用意します。


この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2021/10/7, 10/21, 11/4, 11/18, 12/2, 12/16
曜日・時間
第1・3 木曜 15:00~16:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
指定テキストはありません。プリントを配布します。

講師詳細

清水 由美子(シミズ ユミコ)
 1957年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、中央大学、成蹊大学、清泉女子大学、白百合女子大学非常勤講師。専門分野は、日本中世文学、軍記物語。著書『平家物語を繙く』(単著、若草書房、2013年)、『校訂延慶本平家物語 十二』(共著、汲古書院、2010年)。論文「『平家物語』と『吾妻鏡』―横田河原合戦をめぐって」(中央大学文学部紀要『言語・文学・文化』123、2019年3月)など。