ベートーヴェン神話と実像

  • 平野 昭(音楽評論家)
講師詳細

2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンの音楽を新たな観点から見直し聴き直すことでその芸術のすばらしさを再発見する喜びを共有したいと思います。ピアノ・ソナタ第14番の愛称《月光》はベートーヴェンの没後5年を経てはじめてつけられたものであり、かつて音楽教科書にあった「盲目の少女」の逸話なども作品の本質美の鑑賞の妨げ以外のなにものでもない。19世紀の「英雄史観」と「進化論」を背景に生まれた「偉人伝」のもつ美化された虚像と近代的市民感覚をもった実像について考えてみましょう。(講師記)

お申し込み
日程
2019/9/7
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円
持ち物など
緊急講座のため、総合パンフレットに掲載はありません。
その他
★9月7日は15:30~17:00で講座「名曲でたどるベートーヴェンの生涯」もあります。

講師詳細

平野 昭(ヒラノ アキラ)
1949年横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院修了。静岡文化芸術大学名誉教授、沖縄県立芸術大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。前慶應義塾大学文学部教授。18~19世紀の西洋音楽史研究。特にドイツ語圏の作曲家作品研究が専門領域。とりわけベートーヴェンの全作品の分析的研究。『ベートーヴェン』(新潮社)、『人と作品:ベートーヴェン』(音楽之友社)、『音楽キーワード事典』(春秋社)、『ベートーヴェン事典』(東京書籍・共著)、『ベートーヴェン大事典』(平凡社・監修と共訳)等。音楽評論家として放送出演や「毎日新聞」等執筆。