• トライアル可

英語で読み解く英米の名短編 「ざくろの家」ほか
  • 教室開催

  • 富士川 義之(英文学者)
講師詳細

今回の講座ではオスカー・ワイルドの短編「アーサー・サヴィル卿の犯罪」("Lord Arthur Savile's Crime",1891)を取り上げます。
 ワイルドはこの物語のアーサー・サヴィル卿のように、占いを信じる人だったようで、当時ロンドンの上流階級層のあいだで流行していた手相術にはまった男を主人公にする物語を書いて評判になります。主人公が巻き込まれる奇妙な事件を、当時評判だったコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものの影響を受けながらミステリー・タッチで描いてみせる作品です。犯罪という重いテーマを軽い、喜劇的な筆致で展開させるのが特徴的なエンターテインメント作品で、各種のアンソロジーにもよく収録される名短編です。手相占いに翻弄されるアーサー・サヴィル卿の物語を楽しみながら読みたいと思っています。(講師記)

2021年10月より講読開始。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

残席わずか
日程
2021/10/8, 10/22, 11/12, 11/26, 12/10, 12/24
曜日・時間
第2・4 金曜 13:30~15:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 20,460円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
<テキスト>プリント教材を使用します(実費)。教材カウンターでお求めください。



講師詳細

富士川 義之(フジカワ ヨシユキ)
1938年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京大学文学部教授、駒澤大学文学部教授を歴任。専門は英国の世紀末とモダニズム文学。著書に『きまぐれな読書』『新東西文学論』(みすず書店)、『ある唯美主義者の肖像』(青土社)、『英国の世紀末』(新書館)。訳書にナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社文芸文庫)、『青白い炎』(岩波文庫)、ワイルド『ドリアン・グレイの画像』(講談社)、ベイター『ルネサンス』(白水社)、アンジェラ・カーター『血染めの部屋』(ちくま文庫)、『ブラウニング詩集』(岩波文庫)など多数。2015年、「ある文人学者の肖像―評伝・富士川英郎」(新書館)が、第66回読売文学賞の評論・伝記賞を受賞。