仏教美術の源流をたどる 北朝後期・隋初唐仏と飛鳥白鳳仏
  • 教室開催

  • 仏三尊像  東魏時代 5世紀前期  サンフランシスコ・アジア美術館
  • 仏三尊像 朝鮮三国時代 6世紀後半 東京国立博物館
  • 安田 治樹(立正大学名誉教授)
講師詳細

 わが国仏教美術の黎明期の飛鳥時代は、中国北魏様式の影響色濃い、いわゆる止利派が主流を占めました。ただ、遺存の作例が示すところ、北魏以降の東魏や北周、隋、さらにその流れを汲みつつ地方化した高句麗、古新羅の様式の少なからぬ波及もあり、7世紀前半の造像は予想する以上に多彩であったことが知られます。7世紀後半の白鳳時代になると、統一王朝として支配を強めつつあった唐朝の影響の下、朝鮮半島でもわが国でも、造形美術はその殆どの領域において初唐様式の風靡するところとなります。
 今期講座では、ひろく関心が寄せられる飛鳥白鳳仏と中国北朝後期及び隋初唐仏、さらに朝鮮三国の仏像との影響関係について、先年発見され、中国仏教彫刻史上重要な資料として大きな話題を呼んだ山東省青州の龍興寺仏像群などを参照しつつ、考察します。(講師・記)
〈今期=10月期のテーマ〉
第1回 北魏の分裂と東西魏・斉周の造像様式
 第2回 龍興寺出土像にみる北朝後期様式
 第3回 止利派と北魏龍門様式
第4回 飛鳥仏の諸様式
 第5回 白鳳前期仏と斉周様式
第6回 白鳳後期仏と隋初唐様式

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2022/10/5, 10/19, 11/2, 11/16, 12/7, 12/21
曜日・時間
第1・3 水曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,140円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
毎回資料を配布します。

講師詳細

安田 治樹(ヤスダ ハルキ)
1949年生まれ。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程修了。財団法人根津美術館学芸部学芸課長を経て、2008年、立正大学仏教学部教授に転ず。同大学法華経文化研究所所長、文学博士。2014年に立正大学ウズベキスタン学術調査隊を組織、同隊長。