• トライアル可

英語で読み解く英米の名短編
  • 教室開催

  • 富士川 義之(英文学者)
講師詳細

今回の講座ではオスカー・ワイルドの古典的な戯曲『サロメ』(“Salome”,英訳版1894年出版)を読みます。古代ユダヤのヘロデ王が預言者ヨハネの反対を押し切って兄嫁ヘロディアスを後妻にする。その娘サロメは王に気に入られ、宴席での官能的な踊りの褒美として、母親にそそのかされて獄中のヨハネの首を所望するという物語が聖書に記されていますが、この物語に基づいて19世紀末のヨーロッパに充満していた文化的・宗教的衰退の意識に由来する黙示録的ヴィジョンをアナーキーな「宿命の女」サロメ像を通じて、ワイルドは見事に提示して見せています。リヒャルト・シュトラウスのオペラ『サロメ』(1907年)も併せて鑑賞しながら読み解いていきます。 (講師記)

*2022年4月より講読開始。

<テキスト>各自お求めください。
「Importance of Being Earnest and Other Plays」(Oxford Worlds Classics)ペーパーバック
ISBN-10 ‏ : ‎ 9780199535972
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-0199535972
*手に入らない方は朝日カルチャーセンターにご相談ください。

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お申し込み
日程
2022/7/8, 7/22, 8/26, 9/9, 9/23
曜日・時間
第2・4 金曜 13:30~15:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 17,050円 
設備費(税込)
825円
持ち物など
<テキスト>各自お求めください。
「Importance of Being Earnest and Other Plays」(Oxford Worlds Classics)ペーパーバック
ISBN-10 ‏ : ‎ 9780199535972
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-0199535972
*手に入らない方は朝日カルチャーセンターにご相談ください。

講師詳細

富士川 義之(フジカワ ヨシユキ)
1938年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京大学文学部教授、駒澤大学文学部教授を歴任。専門は英国の世紀末とモダニズム文学。著書に『きまぐれな読書』『新東西文学論』(みすず書店)、『ある唯美主義者の肖像』(青土社)、『英国の世紀末』(新書館)。訳書にナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社文芸文庫)、『青白い炎』(岩波文庫)、ワイルド『ドリアン・グレイの画像』(講談社)、ベイター『ルネサンス』(白水社)、アンジェラ・カーター『血染めの部屋』(ちくま文庫)、『ブラウニング詩集』(岩波文庫)など多数。2015年、「ある文人学者の肖像―評伝・富士川英郎」(新書館)が、第66回読売文学賞の評論・伝記賞を受賞。