革命の過程 支配から革命へ 
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  • 鈴木 董(東京大学名誉教授)
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革命の過程 支配から革命へ―世界史の中の権力現象2

従う人々を納得させる権威のもと、支配が成立していても、支配エリートのあいだでは、主導権をめぐり争いが続き、時には暴力を伴う陰謀、さらにはクーデターにまでいたる。
 また、被支配者の間に不満がたまる時、平和的なデモから、暴力をともなう暴動、一揆、さらには反乱にまでいたることがある。
 その際、支配エリートに対抗する対抗エリートがあらわれ、対抗イデオロギーを掲げて対抗組織が形成され、対抗運動が展開される中で、現支配体制の変革をめざす時、革命運動に転化したといえよう。
 革命運動がさまざまの経過をたどりつつ、現支配体制をくつがえした時、革命は成就する。しかし、革命の成就とともに新たな支配が成立していくこととなる。
 本講では、支配エリート内の政争、そして被支配者の不満、怒りから革命にいたる過程を世界史に例をもとめつつ、時空をこえて考えてみたい。その際、イメージを鮮明にすべく、図像資料も活用していきたい。(講師記)

<各回のテーマ>
第1回 不満・怒りから対抗運動へ
第2回 対抗エリート、対抗組織、対抗イデオロギー
第3回 革命の過程
第4回 「正常化」への道―革命から再び支配へ 

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日程
2022/4/25, 5/23, 6/27, 7/25
曜日・時間
第2・4 月曜 10:30~12:00
回数
4回
受講料(税込)
会員 11,880円 
設備費(税込)
660円

講師詳細

鈴木 董(スズキ タダシ)
1947年生まれ。東京大学法学部卒業。82年同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。専攻はオスマン帝国史、比較史・比較文化にも深い関心をもつ。東京大学東洋文化研究所助教授を経て、91年から同教授、2012年から東京大学名誉教授。著書:『オスマン帝国―イスラム世界の柔らかい専制』(講談社現代新書)、『文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点』 (講談社現代新書)、『オスマン帝国の解体―文化世界と国民国家』(講談社学術文庫)、『図説イスタンブル歴史散歩』(河出書房新社)、『食はイスタンブルにあり―君府名物考』(講談社学術文庫)、『世界の食文化―トルコ』(農文協)、『ナショナリズムとイスラム的共存』(千倉書房)、『オスマン帝国の権力とエリート』『オスマン帝国とイスラム世界』(東京大学出版会)、『文字と組織の世界史』、編著の『帝国の崩壊』上下(山川出版社)、『大人のための「世界史」ゼミ』(山川出版社)、編著『トルコ読本』(河出書房新社)など多数。最新刊に『歴史とは何か―新しい「世界史」を求めて』(岡本隆司教授との共著、山川出版社)。