吾妻鏡を読む 義経の奥州下向
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  • 清水 由美子(中央大学兼任講師)
講師詳細

 『吾妻鏡』を読み進める講座です。同書は鎌倉幕府とその時代の歴史を知る根幹史料です。九条兼実や藤原定家等の公家日記や『金槐和歌集』等の文学作品がその編纂材料になっています。従って単なる編年体の日次記事ではなく、また北条氏の立場で記されているので、行間の陰影や・背後の事情を読み取って行く必要があり、それが楽しみでもあります。同時代史料や『平家物語』などの文学作品類にも広く目を配り、人物関係も丁寧に抑えながら、じっくりと読んでいきます。
 今期は文治二年(一一八六)十二月から翌文治三年五月までの記事を読みます。逃亡の続く義経がとうとう奥州平泉の藤原秀衡のもとへ向かったことが発覚し、事態は急展開し、緊張感に包まれていきます。そうした中で、義経に関わった人々のその後の出来事が語られ、一方で、重源による東大寺再建が本格的に始まります。(講師記)

<各回のテーマ>
第1回  文治二年十二月一日~文治三年一月二十三日 鼓判官と言われた藤原知康の処遇
第2回  文治三年二月一日~三月五日 義経の奥州下向
第3回  文治三年三月八日~三月二十五日 聖弘の主張
第4回  文治三年四月一日~四月二十三日 東大寺再建への苦難
第5回  文治三年四月二十九日~五月二十六日 頼朝の兄希義の供養


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日程
2022/4/7, 4/21, 5/19, 6/2, 6/30
曜日・時間
指定の 木曜 15:00~16:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 14,850円 
設備費(税込)
825円
持ち物など
指定テキストはありません。プリントを配布します。

講師詳細

清水 由美子(シミズ ユミコ)
1957年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、中央大学、成蹊大学、清泉女子大学等非常勤講師。専門分野は、日本中世文学、軍記物語。著書『平家物語を繙く』(単著、若草書房、2019年)、『校訂延慶本平家物語 十二』(共著、汲古書院、2010年)。論文「『平家物語』と『吾妻鏡』―横田河原合戦をめぐって」(中央大学文学部紀要『言語・文学・文化』123、2019年3月)など。