ヨーロッパ・ビザンツ・イスラーム 歴史の三重奏 十字軍前夜の地中海世界
  • 教室開催

  • 聖墳墓教会内部(エルサレム)
  • 倉橋 良伸(電気通信大学講師)
講師詳細

西暦1000年はキリスト教徒にとって祝うべきミレニアムではなく、最後の審判の到来に怯えて迎えた年でした。それとは対照的に、温暖な気候と農業技術の向上により人口増と繁栄がもたらされた結果、巡礼熱が高まった時代でもありました。当初、巡礼者を集めたのはローマでしたが、富を手にした人びとは次第に聖地エルサレムに向かうこととなります。
 神聖ローマ皇帝は、フランク国王に代わり教皇の強力な後ろ盾になったはずでした。ところが、聖俗の頂点に君臨する両者は、やがて不倶戴天の敵同士となり激突します。
 一方、イスラーム世界はアッバース朝の衰退により分裂状態にあり、そこに中央アジアからセルジュク・トルコが大挙して来襲し、中東の勢力図を塗り替えます。全盛期を迎えていたビザンツ帝国でしたが、彼らの勢いの前に思わぬ大敗を喫してしまいます。
 ここに、十字軍の壮大な舞台は出来上がったとも言えるでしょう。(講師記)

 回  日 程           テーマ
 1  1/19   西暦1000年のヨーロッパ世界の風景
 2  2/2   叙任権闘争の結末 「カノッサの屈辱」
 3  2/16   ビザンツ帝国の隆盛 一大強国の繁栄
 4  3/2   イスラーム世界の分裂 群雄割拠の時代
 5  3/16   セルジュク・トルコの到来 中東世界の激変

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日程
2022/1/19, 2/2, 2/16, 3/2, 3/16
曜日・時間
第1・3・5 水曜 10:30~12:15
回数
5回
受講料(税込)
会員 14,850円 
設備費(税込)
825円
その他
1月5日、3月30日は休講です。
★授業は12時半ごろまで延長します。 
★教室を変更することがございますので、各日掲示板でご確認ください。

講師詳細

倉橋 良伸(クラハシ ヨシノブ)
1962年生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。専攻は、後期ローマ・初期ビザンツ帝国史。著書に『地中海世界史Ⅰ 古代地中海世界の統一と変容』、『歴史学の現在5 再生する終末思想』(以上共著・青木書店)、『古代地中海世界 古代ギリシア・ローマ史論集』(共著・清水弘文堂)、『彷徨-西洋中世世界』(共著・南窓社)、『躍動する古代ローマ世界』(編著・理想社)など。