インドの歴史 人類史の始まりと定住革命

  • タージ・マハル
  • モレガオン遺跡(前期旧石器時代)
  • 小茄子川 歩(京都大学客員准教授)
講師詳細

 インドといえば、皆さんは、何を思いうかべますでしょうか。インダス文明、ガンジス文明、仏教興起の地、マウリヤ朝、グプタ朝、ムガル朝、東インド会社、ガーンディー、ヒンドゥー教、カースト、カレーなどなど。いろいろなキーワードを簡単に思いうかべることができるかと思います。
 しかしながら、それらの歴史を詳しくご存知でしょうか。本講座では、悠久の国・インドの超古代から近世まで(150万年前?〜19世紀半ば)を中心とする長期にわたる歴史を、最新の研究成果をふまえつつ、掘りさげてみます。
 インドの通史を学ぶことは、当地の人類史における「変化しているもの/したもの=インド文明の構造変動」と「変化しているようでじつは変化していないもの=インド文明の基層(構造)」を整理することでもあります。本講座をとおして、皆さんと一緒に、「多様性」と「統一性」、そしてそれらの複雑かつ複合的なダイナミズムに特徴づけられるインドを理解するための新しい視点についても考えてみたいと思います。インドとは何か、という大きな問いにたいする答えを探すために。

第1回目の今回は、前半部分で、本講座の導入として、インド史における重要な画期を整理しつつ、インドの歴史を概観してみます。またインドを特徴づける多様な「環境」についても概説します。後半部分では、インドにおける人類史の始まり(旧石器時代)と定住革命(新石器時代)についてお話しします。(講師・記)

前半:インドの歴史を理解するためのポイント(本講座の導入)
後半:旧石器時代と新石器時代(超古代①)





この講座は終了しました
日程
2019/11/30
曜日・時間
土曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,380円 一般 7,700円
その他
■途中で休憩が入る予定です。

講師詳細

小茄子川 歩(コナスカワ アユム)
1981年生まれ。デカン大学院大学博士課程修了(Ph.D.)。2008年から2013年まで、インド政府招聘留学生としてインド共和国・プネーに所在するデカン大学院大学考古学科に学び、インダス文明遺跡の調査に参加。現在は同大学院大学が行うインダス文明遺跡の調査に発掘区画・整理作業責任者として参加している。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学東洋文化研究所)を経て、現在、人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター研究員/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科客員准教授。専門は、考古学、南アジア基層社会経済文化史研究。著書に『インダス文明の社会構造と都市の原理』(2016年、同成社、第6回日本南アジア学会賞受賞作品(2017年))。