吾妻鏡を読む 幕府と朝廷の交渉
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  • 清水 由美子(中央大学非常勤講師)
講師詳細

  『吾妻鏡』を読み進める講座です。同書は鎌倉幕府とその時代の歴史を知る根幹史料です。九条兼実や藤原定家等の公家日記や『金槐和歌集』等の文学作品がその編纂材料になっています。従って単なる編年体の日次記事ではなく、また北条氏の立場で記されているので、行間の陰影や・背後の事情を読み取って行く必要があり、それが楽しみでもあります。同時代史料や『平家物語』などの文学作品類にも広く目を配り、人物関係も丁寧に抑えながら、じっくりと読んでいきます。
 今期は文治二年一月から三月の記事を読みます。義経が都落ちをした後の京都を舞台に、北条時政と一条能保を窓口とした幕府と朝廷の交渉が続き、新しい時代への模索が始まります。その間、義経とはぐれた静御前が召喚され、義経の行方を厳しく尋問されます。鎌倉時代の幕開けの時期の緊張感を読み取りましょう。(講師記)


7/1 文治二年(1186)一月二日~一月十七日 千葉胤頼の功績
12
7/15 文治二年(1186)一月十九日~一月二十九日 義経都落の事後処理
7/29 文治二年(1186)二月一日~二月九日 一条能保の動向
8/5 文治二年(1186)二月十三日~二月二十九日 北条時政の動向
8/19 文治二年(1186)三月一日~三月三日 静御前の鎌倉下向
9/2 文治二年(1186)三月四日~三月十二日 静御前への尋問
9/16 文治二年(1186)三月十三日~三月二十三日 義経搜索の宣旨
9/30 文治二年(1186)三月二十四日~三月二十九日 幕府と朝廷の交渉


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お申し込み
日程
2021/7/1, 7/15, 7/29, 8/5, 8/19, 9/2, 9/16, 9/30
曜日・時間
第1・3 木曜 15:00~16:30
回数
8回
受講料(税込)
会員 23,760円 
設備費(税込)
1,320円
持ち物など
指定テキストはありません。プリントを配布します。

講師詳細

清水 由美子(シミズ ユミコ)
 1957年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、中央大学、成蹊大学、清泉女子大学、白百合女子大学非常勤講師。専門分野は、日本中世文学、軍記物語。著書『平家物語を繙く』(単著、若草書房、2013年)、『校訂延慶本平家物語 十二』(共著、汲古書院、2010年)。論文「『平家物語』と『吾妻鏡』―横田河原合戦をめぐって」(中央大学文学部紀要『言語・文学・文化』123、2019年3月)など。