道元「正法眼蔵」を読む
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  • 石井 清純(駒澤大学教授)
講師詳細

「即心是仏(即心即仏)」は、「ありのままの心が仏である」というおしえです。中国唐代の禅者、馬祖道一(709-788)の言葉として伝えられ、禅思想の基本概念となりました。喜怒哀楽の心を積極的に仏としてのはたらきと捉えるもので、「作用即性の禅(現実のはたらきをそのまま本質とする禅)」と呼ばれます。
まさに、現実の自己を肯定的に捉えるものなのですが、それゆえ、安易に誤解されやすい一面も持っています。そこで多くの禅者が、この言葉の解釈についてコメントを残しています。『正法眼蔵』「即心是仏」巻も、その意図のもとに示されたものといえます。
この講座では、まず「即心是仏」の思想的特徴と、中国における展開を確認します。その後に「即心是仏」巻を読みすすめることによって道元禅師の立場について考えていきます。(講師記)

<各回テーマ>
①「即心是仏」のおしえとその展開 ―馬祖道一から道元禅師へ―
②「即心是仏」の逸話の展開 ―公案の進化と『正法眼蔵』―
③「即心是仏」巻を読む(1) ―先尼外道の誤解―
④「即心是仏」巻を読む(2) ―南陽慧忠と南方の僧―
⑤「即心是仏」巻を読む(3) ―心を識るとは―
⑥道元禅師と「即心是仏」―「即心是仏」解釈のまとめとして―

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

残席わずか
日程
2021/4/28, 5/26, 6/23, 7/28, 8/25, 9/22
曜日・時間
指定の 水曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円

講師詳細

石井 清純(イシイ キヨズミ)
1958年生まれ。駒澤大学仏教学部卒、駒澤大学仏教学部教授。2000年にはスタンフォード大学客員研究員を務めた。専門は道元禅の思想的研究。代表的な著書は、『禅問答入門(角川選書)』(角川学芸出版、2010年)、『道元 ―仏であるがゆえに坐す―』(佼成出版、2016年)など。