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宇宙望遠鏡が切り開く最先端の天文学
- 教室・オンライン同時開催
- 平松 正顕(国立天文台天文情報センター講師)
- 木村 智樹(東京理科大学理学部准教授)
- 津村 耕司(東京都市大学理工学部准教授)
- 播金 優一(東京大学宇宙線研究所助教)
- 日下部 展彦(アストロバイオロジーセンター特任専門員)
- 岡本 丈典(国立天文台SOLAR-Cプロジェクト助教)
2021年末、NASAが最新鋭の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」を打ち上げました。人類史上最強の宇宙望遠鏡であるJWSTは、宇宙の一番星を見つけたり、生命を宿す可能性のある太陽系外惑星を詳しく調べたりすることを大きな目標としており、天文学の新たな時代を切り開くことが期待されています。今回の講座では、実際にJWSTでの観測を実行する予定の研究者の講演を含め、様々な宇宙望遠鏡が切り開く最先端の天文学研究を紹介します。<監修:国立天文台 平松正顕・記>
4/2 宇宙望遠鏡最前線 国立天文台天文情報センター講師 平松 正顕
4/16 宇宙望遠鏡「ひさき」と惑星探査機「JUICE」が明らかにする惑星と衛星の生命環境 東京理科大学理学部准教授 木村 智樹
5/7 ロケット望遠鏡やJWSTで観測する「宇宙の明るさ」 東京都市大学理工学部准教授 津村 耕司
5/21 JWSTで挑む初代銀河観測の最前線 東京大学宇宙線研究所助教 播金 優一
6/4 宇宙から迫る系外惑星 〜ケプラー・TESSそしてJWSTへ〜 アストロバイオロジーセンター特任専門員 日下部展彦
6/18 地上からでも見える太陽、宇宙からしか見えない太陽 国立天文台SOLAR-Cプロジェクト助教 岡本 丈典
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- 日程
- 2022/4/2, 4/16, 5/7, 5/21, 6/4, 6/18
- 曜日・時間
- 土曜 13:00~14:45
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 17,820円
- 設備費(税込)
- 990円
- その他
- ■講師の都合により、日程を変更する場合がございます。予めご了承ください。
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講師詳細
- 平松 正顕(ヒラマツ マサアキ)
- 1980年生まれ。東京大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。中央研究院天文及天文物理研究所研究員、国立天文台アルマプロジェクト助教を経て国立天文台天文情報センター講師。専門は星形成領域の観測的研究、電波天文学。現在は、国内外での電波天文観測環境を保全するための電波周波数管理活動と、可視光赤外線天文観測に適した星空環境の保全のための活動を行っている。
- 木村 智樹(キムラ トモキ)
- 1982 年生まれ。東北大学大学理学部卒。東北大学大学大学院理学研究科修了。博士(理学、2010年)。JAXA宇宙科学研究所研究員、理化学研究所研究員、東北大学助教を経て、2021年より東京理科大学理学部第一部物理学科准教授。専門は惑星と衛星の磁気圏、大気、内部構造に関する電磁気学(惑星圏物理学)。2020年科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。現在は、惑星分光観測衛星「ひさき」(JAXA)のコアメンバーとして、運用・科学成果創出に取り組みつつ、欧州宇宙機関、JAXA等と協力して木星氷衛星探査計画JUICE(2030年以降探査開始)の開発や科学成果創出に向けて活動している。
- 津村 耕司(ツムラ コウジ)
- 1982年生まれ。東京都市大学理工学部自然科学科准教授、同大学宇宙科学研究センターセンター長。博士(理学)。東北大学理学部宇宙地球物理学科(天文)卒業、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)宇宙航空プロジェクト研究員、東北大学学際科学フロンティア研究所助教などを経て現職。大学院時代からJAXA/ISASにて、ロケット実験CIBERや赤外線天文衛星「あかり」などを用いて、宇宙赤外線背景放射(赤外線での宇宙の明るさ)の観測的研究に従事。CIBERの成功に対して、2014年9月にNASA Group Achievement Awardを受賞。宇宙科学の普及・教育活動にも尽力している。著書に『宇宙はなぜ「暗い」のか?--オルバースのパラドックスと宇宙の姿--』(ベレ出版、2017)、『天文学者に素朴な疑問をぶつけたら宇宙科学の最先端までわかったはなし』(大和書房、2018)がある。
- 播金 優一(ハリカネ ユウイチ)
- 1991年生まれ。東京大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。国立天文台、英国ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究員を経て、2020年より東京大学宇宙線研究所助教。専門は銀河観測ですばる望遠鏡やALMA望遠鏡を使って宇宙史を通した銀河の形成を研究している。JWST第一期観測で遠方銀河の観測を行う予定。
- 日下部 展彦(クサカベ ノブヒコ)
- 東京学芸大学大学院で修士(教育学)取得。総合研究大学院大学にて博士(理学)取得。 国立天文台、東京大学研究員を経てアストロバイオロジーセンター特任専門員。専門は可視・赤外線における星・惑星形成の観測的研究。南アフリカ・ハワイなどで星形成・系外惑星の観測を行い、MuSCATシリーズの開発・観測も行ってきた。現在は、宇宙における生命を探るための研究をするアストロバイオロジーセンターにおいて何でも屋をやっている。
- 岡本 丈典(オカモト ジョウテン)
- 1980年大阪府生まれ。京都大学理学部卒。京都大学大学院理学研究科修了。博士(理学)。国立天文台、ロッキードマーティン太陽天体物理学研究所、JAXA宇宙科学研究所、名古屋大学等の研究員を経て、現在国立天文台Solar-Cプロジェクト助教。専門は太陽の観測的研究。日本の人工衛星「ひので」、NASAの人工衛星「IRIS」、小型ロケット「CLASP2」など飛翔体の科学運用を行うほか、2026年度日本で打ち上げ予定の衛星「Solar-C (EUVST)」の開発に従事している。