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歌人たちの風月
中世の心と言葉
- 教室開催
- 辻 勝美(元日本大学教授)
中世の動乱期を生き、和歌の伝統を持続させてきた人々の文化史的意義は多大といえます。本講座では「百人一首」の歌人たちを中心に、その歌言葉と心のありようを探っていきます。また葛飾北斎、歌川広重ら江戸時代の絵師たちが描いた「百人一首」の浮世絵、川柳など、古典和歌を題材とした多様な表現、花鳥風月の世界にも親しんでみましょう。(講師・記)
【各回のテーマ】
1、藤原俊成の「道」――「山の奥にも鹿ぞ鳴くなる」
2、皇嘉門院別当の「難波江」――「芦」「みをつくし」
3、寂蓮法師の「秋の夕暮」――「霧たちのぼる」
4、藤原雅経と後鳥羽院――「古里寒く衣うつなり」
5、源実朝と海の風景――「渚こぐ海人の小舟」
6、藤原家隆と藤原定家――「風そよぐならの小川」
*テーマは予定です。状況により、変更することがあります。
- 日程
- 2023/1/9, 1/23, 2/13, 2/27, 3/13, 3/27
- 曜日・時間
- 第2・4 月曜 13:00~15:00
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 17,820円
- 設備費(税込)
- 990円
- 持ち物など
- ※必要な資料は当日教室にて配布します。
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講師詳細
- 辻 勝美(ツジ カツミ)
- 1949年生まれ。1972年日本大学文理学部国文学科卒業。1977年日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。日本大学文理学部助手などを経て、2017年まで日本大学文理学部教授。専攻は、中世日本文学。和歌文学会会員。中世文学会会員。編著書に『新古今和歌集』(共著、1980年・有精堂)『長明方丈記抄・徒然草抄』(共著、1985年・新典社)、『松平文庫影印叢書』第11巻(共著、1997年・新典社)、『堀河院百首和歌』(共著、2002年・明治書院)、『建礼門院右京大夫集』(共著、2004年・勉誠出版)など。