吾妻鏡を読む 京都の治安と奥州の動向
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  • 清水 由美子(中央大学兼任講師)
講師詳細

 『吾妻鏡』を読み進める講座です。同書は鎌倉幕府とその時代の歴史を知る根幹史料です。九条兼実や藤原定家等の公家日記や『金槐和歌集』等の文学作品がその編纂材料になっています。従って単なる編年体の日次記事ではなく、また北条氏の立場で記されているので、行間の陰影や・背後の事情を読み取って行く必要があり、それが楽しみでもあります。同時代史料や『平家物語』などの文学作品類にも広く目を配り、人物関係も丁寧に抑えながら、じっくりと読んでいきます。
 今期は文治三年(一一八七)六月から十月までの記事を読みます。義経を匿った秀衡との交渉、求められる京都の治安対策、熊谷直実、梶原景時、畠山重忠らといった、源平合戦で活躍した武士たちのその後の動向など、頼朝周辺の様々な出来事が綴られていきます。(講師記)

<各回のテーマ>
第1回 文治三年六月三日~二十九日 宝剣の捜索
第2回 文治三年七月二日~二十八日 忠常の妻の死
第3回 文治三年八月一日~十五日 熊谷と梶原の動向と流鏑馬での出来事
第4回 文治三年八月十九日~三十日 京都の治安の乱れ 
第5回 文治三年九月四日~二十七日 貴海島への出兵
第6回 文治三年十月一日~七日 後白河院との交渉と畠山重忠の不運
第7回 文治三年十月八日~二十九日 藤原秀衡の死去


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お申し込み
日程
2022/7/7, 7/21, 8/4, 8/18, 9/1, 9/15, 9/29
曜日・時間
指定の 木曜 15:00~16:30
回数
7回
受講料(税込)
会員 20,790円 
設備費(税込)
1,155円
持ち物など
指定テキストはありません。プリントを配布します。

講師詳細

清水 由美子(シミズ ユミコ)
1957年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、中央大学、成蹊大学、清泉女子大学等非常勤講師。専門分野は、日本中世文学、軍記物語。著書『平家物語を繙く』(単著、若草書房、2019年)、『校訂延慶本平家物語 十二』(共著、汲古書院、2010年)。論文「『平家物語』と『吾妻鏡』―横田河原合戦をめぐって」(中央大学文学部紀要『言語・文学・文化』123、2019年3月)など。