天皇(大王)家と地方豪族 采女制を媒介として

  • 加藤 謙吉(歴史研究家)
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古代の王権と地方豪族との関係を強化する原動力の役割を果たしたものに采女(うねめ)制があります。采女とは、王権への服属の証しとして各地の豪族(国造・県主など、後には郡領)から大王のもとに貢進された女性たちのことで、大王に近侍し、食膳奉仕をはじめ、後宮の様々な職務に従事し、中には大王の寵愛を受けて王子女を産むものや、女官として朝廷に出仕し、高位に叙せられるものも現れました。今回の講義では采女制を媒介として大王家と地方豪族がどのように結び付き、それが歴史的にいかなる意義を担ったのかということを検討してみたいと思います。中央の有力な豪族に比して、地方豪族の研究は遅々として進んでいないのが現状ですが、これを機に地方豪族の実態に少しでもスッポットライトをあてることができればと願っています。 (講師記)

第1回10/19 舒明系王統と伊勢大鹿(いせのおおか)首
第2回11/ 9 天智天皇・施基皇子と越道(こしのみち)君
第3回12/14 天武天皇と村国連
第4回1/11 高市皇子と胸形(むなかた)君
第5回2/ 8 元正天皇と飯高(いいたか)君
第6回3/14 桓武天皇と因幡国造

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注意事項

■10/12休講⇒10/19補講です。ご注意ください。

日程
2019/10/19, 11/9, 12/14, 1/11, 2/8, 6/13
曜日・時間
第2週 土曜 13:00~14:45
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 

講師詳細

加藤 謙吉(カトウ ケンキチ)
1948年三重県四日市市生まれ。1976年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。成城大学・中央大学兼任講師、放送大学講師を歴任。博士(文学)。著書に『蘇我氏と大和王権』、『大和政権と古代氏族』、『大和の豪族と渡来人』、『大和政権とフミヒト制』(以上、吉川弘文館)、『秦氏とその民』、『吉士と西漢氏』(以上、白水社)、『日本古代の豪族と渡来人』(雄山閣)など。