称徳女帝と道鏡 「宇佐八幡神の神託」事件の歴史的意義 列島の古代史
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  • 荒木 敏夫(専修大学名誉教授)
講師詳細

 日本列島の古代史は、複雑で多様な展開を示しています。この講座は、大和・河内の倭王権の歴史とそれに協同、時に対抗した列島各地の歴史を織り交ぜながら、列島の古代の歴史を探ってみるものです。
 それは、古事記・日本書紀や続日本紀その他の史資料の記述を確かめ、その意味を探ってみたり、各地の発掘にもとづく新しい事実を拾い集め、その意味を確かめたりする、少し手間のいることでもあります。この講座は、日本古代史を改めて学び直してみたいと考えている方々の受講も歓迎いたします。
 今期は、藤原仲麻呂の敗死・淳仁天皇の廃帝化を経た、古代最後の女帝称德の時代を扱います。この期は、道鏡の台頭(太政大臣禅師-法王化)が進む中で、奈良時代政治史の大事件である「宇佐八幡神の神託事件」がおこります。
 この事件は、かつては道鏡が天皇になろうとした野望とそれを阻止した和気清麻呂や吉備真備らの活躍、藤原氏の暗躍が注目されていました。しかし、その実情は、日本の古代王権の根底を覆す可能性が露呈した事件であるにも関わらず、未だ、広く知られた事実となっていません。この点に焦点を絞り、多面的に検討してみたいと思います。(講師記)

<各回のテーマ>
第1回  孤高の女帝称徳
第2回  道鏡の台頭-法王への途
第3回  仲麻呂の乱後の藤原氏
第4回  「宇佐八幡神神託」事件-1 宇佐八幡社と王権
第5回  「宇佐八幡神神託」事件-2 道鏡・吉備真備・和気清麻呂
第6回  称徳朝の終焉-王権の消滅、復活の歴史的画期

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注意事項

教室が変更となる場合があります。ロビーの教室表示をご確認ください

日程
2022/10/4, 10/18, 11/1, 11/15, 12/6, 12/20
曜日・時間
指定の 火曜 10:00~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
●必要な資料は当日教室にて配布いたします。
●前回の講座で配布した資料を使用する場合があります。初めて参加される方・途中から受講される方は、お手数ですが前回の資料ご希望の旨を受付までお申し出ください。(コピー代を頂戴します)
その他
★はじめてお受けいただく方には、カラーの地図をお渡しできます。受付にてお申し出ください。
2017年4月開講。時代を追って進めています。途中からの受講も歓迎です。

講師詳細

荒木 敏夫(アラキ トシオ)
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。1987年から専修大学文学部教授、同大学の文学部長、副学長を歴任。専攻は日本古代史。主な著書に、『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、1985年)、『可能性としての女帝-女帝と王権-』(青木書店、1999年)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、2006年)、『日本の女性天皇』(文庫版)(小学館、2006年)、『古代天皇家の婚姻戦略』(吉川弘文館、2013年)、『日本古代の王権』(敬文舎、2013年)。