今を生きる身体 武術に学ぶ

  • 甲野 善紀(武術研究者)
講師詳細

武術はスポーツのように人が作ったルールによって出来ているわけではなく、人間の体の構造や、反射運動といった、心身に元々備わっていたルールや、諸機能によって、成り立っております。そして、これらにより、自らが直面した、様々な問題にどう対応するか、という事が武術本来の在り方と言えます。ですから、20代の終わりに、私が松聲館道場を建て、独自の武術研究の道に入った時、「武術とは、人間にとって切実な問題を最も端的に取り扱うもの」と定義したのだと思います。
講座では、一般のスポーツや体育の常識にはない、ある特殊な手の形や、丸い紐を体に巻くだけで、驚くほど身体の動きが変化することなどを通して、身体と心がいかに密接に結びついているかということを実感していただきたいと思います。
私の講座を受講して下さる方と共に「人間が生きる」という事の原点を見つめ直し、考えてゆきたいと思っております。(講師・記)

*講座では江戸期以前の身体運用を追求し、築き上げられた講師の体捌きを間近で体験できます。

お申し込み
日程
2019/12/14
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
持ち物など
動きやすい服装、素足でご参加ください。
更衣室もご利用いただけます。

講師詳細

甲野 善紀(コウノ ヨシノリ)
1949年生まれ。武術研究者。近年その武術研究が、スポーツ、楽器演奏、介護、ロボット工学、教育等に応用されて成果を挙げ、現在さまざまな分野から注目されている。著書・共著に『薄氷の踏み方』(名越康文氏との共著・PHP研究所)、『響きあう脳と身体』(茂木健一郎氏との共著・バジリコ)、『身体から革命を起こす』(田中聡氏との共著・新潮社)、『自分の頭と身体で考える』(養老孟司氏との共著・PHP研究所)、『甲野善紀身体操作術』(アップリンクDVD選書)、『剣の精神誌』(筑摩書房)ほか多数。「松聲館」ホームページ  http://www.shouseikan.com/ メールマガジン『風の先・風の跡』 http://yakan-hiko.com/kono.html