日本のキリスト教史
  • 教室開催

  • 黒川知文講師
  • 黒川 知文(中央学院大学教授)
講師詳細

ザビエルがキリスト教を初めて日本に伝え、40年後には日本人の3%がキリスト教を信じるようになった。だが259年間にわたる禁教令により、キリスト教は「邪教」とされ、クリスチャンは激減した。しかし近代以降、西郷隆盛、勝海舟、原敬、尾崎行雄、津田梅子、吉野作造、市川房江、南原繁、大平正芳等、日本史に影響を与えた人物にクリスチャンやキリスト教の影響を受けた人が多い。なぜであろうか。キリスト教はどのようにして宣教されたのであろうか。本講義では、日本におけるキリスト教の歴史を、時代ごとに、特色ある宣教活動と代表的クリスチャンの生涯から考察する。学術的DVDも見ながら楽しく学びたい。(講師記)

参考書:拙著『日本史におけるキリスト教宣教』教文館 2014年

※5月から12月まで全8回で学びます。

<カリキュラム>5~9月
第1回 5/28 序・キリシタン時代:布教公認期  ザビエル
第2回 6/25 キリシタン時代: 禁教期       高山右近
第3回 7/23 明治時代:カトリックと正教 ニコライ
第4回 8/27 明治時代:プロテスタント      ヘボン
第5回 9/24 大正時代:無教会と救世軍      内村鑑三

<カリキュラム>10~12月
第6回 10/22 大正時代:全国協同伝道と再臨運動 中田重治
第7回 11/26 昭和時代:神の国運動          賀川豊彦
第8回 12/24 昭和時代:戦中と戦後の宣教活動  矢内原忠雄

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注意事項

5/28開講です。

日程
2022/5/28, 6/25, 7/23, 8/27, 9/24
曜日・時間
第4 土曜 15:30~17:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 14,850円 
設備費(税込)
825円
持ち物など
教室にて、配布資料があります。

講師詳細

黒川 知文(クロカワ トモブミ)
香川県小豆島生まれ。一橋大学社会学研究科、イェール大学歴史学研究科、東京大学宗教学・宗教史学研究科の各博士課程にて研究。1995年文学博士(東京大学)授与。宗教史研究の第一人者。愛知教育大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、東京大学で歴史を講じた。著書に『世界史への問い』(共著岩波書店、1990年)、『ロシア・キリスト教史』(教文館、1999年)、『一神教文明からの問いかけ―東大駒場連続講義―』(共著講談社、2012年)、『ロシア正教のイコン』(監修創元社、2011年)、『歴史観とキリスト教』(新教出版社 、2013年)『西洋史とキリスト教』(教文館、2016年)、『ユダヤ人の歴史と思想』(ヨベル,Inc,2018年)『人々がつなぐ世界史』(共著ミネルヴァ書房、2019年)がある。神学博士(Ph.D)湖北パークサイドチャペル牧師、国立大学法人愛知教育大学名誉教授。2020年賀川豊彦記念松沢資料館館長に就任。