「素数」とは何か

  • 柳谷 晃(早稲田大学理工学術院講師)
講師詳細

 1と自分自身でしか割り切れない自然数である素数。そう言うと小学生でもわかりそうな数ですが、この素数についての数学の定理はたくさんあります。きっと人間の知的な興味を刺激する何かを持っているのでしょう。そんな不思議な力をもった素数が、数のしくみの中でどのような位置を占めているかを考えてみましょう。そうすると、数学の中で素数の考え方が非常に重要な役割を果たしていることがわかってきます。易しい言葉で説明できる素数ですが、その性質を調べようとすると数学の中でもかなり難しい理論が必要になります。この講座では、それほど難しい手段を使わずに素数の面白さがわかるような話をしようと思います。素数が無限個あることはユークリッドが証明しています。現在も一番大きな素数を作ろうとしている人がいます。素数と言うとリーマン予想がすぐ話題になって尾ひれが付きます。素数の話で面白いのはリーマン予想だけではありません。エラトステネスの篩、双子素数、メルセンヌ数、など色々な素数の性質があります。リーマン予想は難しいですが、なぜ現れたかはそれほど難しくなく興味深いお話です。数学者リーマンの話も楽しいです。そんなエピソードもお話ししながら、数学と生活の関わりのようなことが皆さんに伝われば幸いです。予備知識は学校の文系で習ったことくらいで充分です。(講師記)

この講座は終了しました

注意事項

■新型コロナの影響で3/28(土)15:30~17:00の講座は休講になりました。 ➡ 6/27(土)13:00~14:30に補講を実施します。 ※時間が異なっています。ご注意ください。

※今後の状況により変更の場合があります。ご了承ください。

日程
2020/6/27
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
持ち物など
※同講師の常設講座「教科書で学ぶ数学」もあります。
※必要な資料は当日教室にて配布します。
その他
※数学の予備知識不要です。

講師詳細

柳谷 晃(ヤナギヤ アキラ)
1953年東京生まれ。1975年早稲田大学理工学部数学科卒業、同大学大学院理工学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学理工学術院兼任講師、同大学高等学院数学科教論、同大学複雑系高等学術研究所研究員、早稲田大学社会連携研究所研究員。主な著書に『そこが知りたい!数学の不思議』『そこが知りたい!微分・積分』『手にとるように統計学がわかる本』(かんき出版)『忘れてしまった高校の数学を復習する本』(中経出版)『時そばの客は理系だった―落語で学ぶ数学』(幻冬舎新書)『教師の品格』(阪急コミュニケーションズ)『冥途の旅はなぜ四十九日なのか』(青春出版社)など多数。