ベルクソン哲学の世界  1日体験

  • 前田 英樹(批評家)
講師詳細

この講座では、フランスの哲学者、アンリ・ベルクソン(1859~1941)が最晩年に書いた四番目の主著『道徳と宗教の二源泉』(1932)を一行ずつ、かみ砕くように読むことを続けています。そのようにするのでなければ、ほんものの古典は血肉にすることができません。特に本書は、人類の未来へ向けて、ベルクソンが祈るように書き上げた渾身の遺言とも言うべきもので、時間をかけた無私の読解を、誰に対しても静かに求めています。本書が語る主題は、ますます現代の、私たち自身の問題となって強く迫ってくるでしょう。これほどまでに知性化し、文明化した人類には、これからもなお生き続けるどんな理由があるのか、価値があるのか、それを根源から説くこの本を熟読いたしましょう。授業では、本書全体の構想を簡単にお話しした後、数ページの本文講読を行います。哲学の予備知識は、一切不要です。      (講師 記)

※本講座は2017年4月に開講した常設講座「ベルクソン『道徳と宗教の二源泉』を読む」に組み込みの形で開講します。



この講座は終了しました
日程
2019/7/11
曜日・時間
木曜 19:00~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円
持ち物など
テキスト  配布資料を用意します。

講師詳細

前田 英樹(マエダ ヒデキ)
 1951年大阪生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。2017年3月まで立教大学教授。主な著書に『沈黙するソシュール』(講談社学術文庫)、『定本 小林秀雄』(河出書房新社)、『セザンヌ画家のメチエ』(青土社)、『倫理という力』(講談社)、『独学の精神』(ちくま新書)、『絵画の二十世紀』(NHK出版)、『言葉と在るものの声』(青土社)、『宮本武蔵 剣と思想』(ちくま文庫)、『深さ、記号』(書肆山田)、『保田與重郎を知る』(新学社)、『日本人の信仰心』(筑摩選書)、『信徒 内村鑑三』(河出書房新社)、『民俗と民藝』『小津安二郎の喜び』(共に講談社)、『ベルクソン哲学の遺言』(岩波書店)、『剣の法』(筑摩書房)などがある。