狸の合戦と出家の物語 日本の絵巻を読む
  • 教室開催

  • 『十二類絵巻』 狸軍の談合場面 
  • 小峯 和明(立教大学名誉教授)
講師詳細

絵巻は紙を横に貼り継いだ巻物に連続した画面を描き、右から左へ巻きながら読む独特の様式で、東アジアにひろまり、日本で最も発展しました。ここでは、15,6世紀の室町時代の制作で、動物達を擬人化した異類合戦絵巻の代表作『十二類絵巻』を取り上げます。狸が十二支の動物達から打擲された仕返しに野生の動物達を語らって合戦をいどむもあえなく破れ、最後は無常を観じて出家してしまう物語で、生き生きとした動物達の動きや興味深いせりふが描かれ、躍動する中世の姿を今日に伝えています。この絵巻の魅力を読み解いてみたいと思います。(講師記)

画像:『十二類絵巻』 狸軍の談合場面 

この講座は終了しました
日程
2022/9/1
曜日・時間
木曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
★教室で配布資料があります。
その他
★教室が変更する場合があります。当日、ロビーの教室案内でご確認をお願いします。

講師詳細

小峯 和明(コミネ カズアキ)
1947年静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒業。同・大学院修了。文学博士。立教大学教授を経て、現在、立教大学名誉教授。主著:『今昔物語集の形成と構造』(笠間書院)、『今昔物語集の世界』(岩波書店ジュニア新書)、『説話の森』(岩波書店現代文庫)、『説話の声』(新曜社)、『説話の言説』(森話社)、『中世説話の世界を読む』(岩波書店セミナーブックス)、編著『今昔物語集を学ぶ人のために』(世界思想社)、『今昔物語集・宇治拾遺物語』(新潮社古典文学アルバム)、『院政期文学論』(笠間書院)、『中世日本の予言書』(岩波新書)ほか。