「源氏物語」の世界

  • 竹内 正彦(フェリス女学院大学教授)
講師詳細

 「源氏物語」は世界に誇る日本古典文学のひとつです。登場人物はおよそ450名。4代の帝の御代、70余年にわたる期間の出来事とその世界に生きる人間たちの心の奥底を、精緻な筆致によって描き切ったこの作品は、まさに物語文学の最高峰といえます。「源氏物語」は、今からおよそ千年前の平安時代に書かれた作品ですが、けっして過去の遺物などではありません。現代のわたしたちの胸にも突き刺さる生きた文学であり、しかもその世界は読むほどに深みを増していくものとなっています。
 本講座では、「源氏物語」を原文で丹念に読み込みながら、この物語の世界の魅力を味わっていきます。「源氏物語」を原文で読み込んでいくためには、古語や歴史的背景などについての知識が必要となってきますが、本講座ではそれらについても丁寧に説明することによって、平安時代の文化や歴史についての関心もひろげていきたいと思います。「源氏物語」にはじめてふれる方や「源氏物語」を読み直そうとお考えの方はもちろん、古典文学に親しんでみようとお思いの方のご参加もお待ちしております。

今期は「夕顔」巻の冒頭から読み進めます。
(講師・記)

     <今期のテーマ>
7/1   「夕顔」巻を読む(1)―夕顔との出会い
7/15  「夕顔」巻を読む(2)―夕顔の歌
7/29  「夕顔」巻を読む(3)―光源氏の返歌
8/5   「夕顔」巻を読む(4)―惟光による探索
8/19  「夕顔」巻を読む(5)―六条御息所を訪れる
9/2   「夕顔」巻を読む(6)―恋のはじまり
9/16  「夕顔」巻を読む(7)―夕顔の家に宿る
9/30  「夕顔」巻を読む(8)―廃院に向かう

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました
日程
2019/7/1, 7/15, 7/29, 8/5, 8/19, 9/2, 9/16, 9/30
曜日・時間
月曜 10:30~12:00
回数
8回
受講料(税込)
会員 23,328円 
持ち物など
※毎回、講師が作成する資料を配布します(指定のテキストはありません)。
その他
8/19(月)はルミネ休館日ですが朝日カルチャーセンターは営業しています。
世界堂側のエレベーターをご利用ください。

講師詳細

竹内 正彦(タケウチ マサヒコ)
1963年長野県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。群馬県立女子大学文学部国文学科講師・准教授を経て、現在、フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科教授。専門は、『源氏物語』を中心とした平安朝文学。著書に、『源氏物語発生史論―明石一族物語の地平―』(新典社)、『源氏物語事典』(大和書房、共編著)ほか。1996年、論文「近江君の賽の目―「若菜下」巻の住吉参詣における明石尼君をめぐって―」 によって、中古文学会賞(中古文学会創立30周年記念)を受賞。