城跡が語る歴史

  • 唐沢山城 高石垣
  • 齋藤 慎一(江戸東京博物館学芸員)
講師詳細

※新型コロナウイルスの影響で、2020年度は7/3開講となりました。日程・カリキュラムは順送りします。

 昨今、空前の城ブームが到来しています。以前は天守や櫓などを鑑賞する近世の城ブームがありました。ですが近年のブームはそれにとどまらず、建物がない古城址にまで目が向けられています。その遺跡は石垣すらもない場合があります。そのような城跡をどのように見学するかの視点が理解できるような講座を目指しています。
 本年は、年間の中で、「城の日本史」と「城跡をめぐる」の二つのシリーズを立て、交互にお話しいたします。「城の日本史」では古代から戦国時代以前まで(次年度はそれ以降)、「城跡をめぐる」では話題となった城跡などについて現地写真などを交えてご紹介し、歴史を考えてみます。

《今学期の予定(変更になる場合もあります)》
1 1/29 【城の日本史】 古代からみた中世城館
                  -西日本と東北の古代の城にみる権力と城館の変遷
2 2/5 【城跡をめぐる】 躑躅が埼館・要害山城・新府城
                -戦国大名武田氏ゆかりの城館から戦国末・織豊期を考える

2020年度に予定していました下記のテーマは、次年度(2021年度)に取り上げます。
3 【城の日本史】 建武年間の城館
                 -鎌倉時代末期から南北朝時代初頭の城館の様相を史料から探る
4 【城跡をめぐる】 上野国神保城と平城タイプ
         -ほぼ全体が発掘調査された神保城を紹介し、中世後半の移り変わりを考える
5 【城の日本史】 荘園政所と城館
               -荘園の「政所」(役所)と考えられる遺跡と城館の関係








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この講座は終了しました
日程
2021/1/29, 2/5
曜日・時間
金曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 5,940円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
■参考図書(必携ではありません)  齋藤慎一・向井一雄『日本城郭史』(吉川弘文館、2016年)

講師詳細

齋藤 慎一(サイトウ シンイチ)
1961年東京都生まれ。1987年明治大学大学院文学研究科史学専修博士後期課程退学。現在、公益財団法人東京都歴史文化財団江戸東京博物館学芸員、博士(史学)。主な著書に『中世東国の領域と城館』(吉川弘文館、2002年)、『戦国時代の終焉』(中央公論新社、2005年)、『中世武士の城』(吉川弘文館、2006年)、『中世を道から読む』(講談社現代新書、2010年)、『日本城郭史』(吉川弘文館、2016年)など。