ヨーロッパの誕生 古代末期の世界を覗く
- 倉橋 良伸(電気通信大学講師)
欧米では、古代から中世への移行期として、古代末期に対する注目が集まっています。日本でも研究書や翻訳書の出版が相次いでいます。
3年間にわたり「ヨーロッパの誕生」として、この時代をご紹介してきました。時間の都合で不本意ながら置いてこざるを得なかったトピックを拾い集めて、今回改めて取り上げたいと存じます。これまでご受講されなかった方でもご理解いただけるよう努めます。むしろ大歓迎です。
例えば、キリスト教とイスラームは本当に不倶戴天の関係にあったのか。「ゲルマン人」とはどのような人々だったのか。西ローマ帝国滅亡後に「ローマ人」はどうなったのか。これらは、素朴でも重要な問いばかりです。実は、専門家でも答えに窮するものばかりなのです。(講師記)
注意事項
常設講座「ヨーロッパの誕生」の番外編です。
- 日程
- 2021/2/13
- 曜日・時間
- 土曜 15:30~17:15
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
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講師詳細
- 倉橋 良伸(クラハシ ヨシノブ)
- 1962年生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。専攻は、後期ローマ・初期ビザンツ帝国史。著書に『地中海世界史Ⅰ 古代地中海世界の統一と変容』、『歴史学の現在5 再生する終末思想』(以上共著・青木書店)、『古代地中海世界 古代ギリシア・ローマ史論集』(共著・清水弘文堂)、『彷徨-西洋中世世界』(共著・南窓社)、『躍動する古代ローマ世界』(編著・理想社)など。